嗤う淑女二人 中山七里(著) 実業之日本社 (2021/9/6) 1,760円

悪女が最凶タッグ!これはテロか、怨恨か、真相は悪女のみぞ知る――。

戦慄のダークヒロイン・ミステリー、衝撃の最新刊。

高級ホテル宴会場で17名が毒殺される事件が発生。

犠牲者の一人、国会議員・日坂浩一は〈1〉と記された紙片を握りしめていた。

防犯カメラの映像解析で、衝撃の事実が判明する。

世間を震撼させた連続猟奇殺人に関与、医療刑務所を脱走し指名手配中の「有働さゆり」が映っていたのだ。

さらに、大型バス爆破、中学校舎放火殺人……と、新たな事件が続発。

犯行現場には必ず、謎の番号札と、有働さゆりの痕跡が残されている。

さゆりは「ある女」に指示された手段で凶行に及んでいたが、捜査本部はそのことを知る由もなく、死者は増え続ける一方で、犠牲者は49人を数えるのだった……。

デビュー11年目、どんでん返しの筆がますます冴える人気作家が放つダークヒロイン・ミステリー第3弾、ついに刊行。

著者について
1961年岐阜県生まれ。2009年『さよならドビュッシー』で第8回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、翌年デビュー。以後、ミステリーを軸に精力的な執筆を続けている。2020年には作家デビュー10周年を迎え、12ヶ月連続での新作刊行を達成した。近著に『銀齢探偵社 静おばあちゃんと要介護探偵2』『復讐の協奏曲』『境界線』『ラスプーチンの庭』『ヒポクラテスの悔恨』『能面検事の奮迅』など多数。

「七里さんの話は、どれを読んでも大ドンデン返しがすごい!と思ってるけど、このシリーズもまた! 七里ワールド全開で、次の本が待ち遠しい! 最初はこれがシリーズ化するとは思わなかったけど、いろんな七里キャラが交わりあうから、また面白い! どうせなら岬シリーズとも、、、とは 一ファンの願望です。」

「どこかで見聞きしたような惨事でもあります。(高速バス事故やフィットネスジム爆発など)罪のない一般市民が大量に命を落とします。耐久性無い方は要注意です。エンディングの新幹線大量殺戮、警察導入、山手線への移動はリアリティあって恐ろしい。続編もあるでしょうね。登場する刑事がステレオタイプすぎて些か興醒めでしたが中山先生の作品は読みやすいので許容範囲。」


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