介護される人は、どんな世界を生きているのだろう
特養老人ホームの日常にあふれる謎。
それは人生の軌跡につながっていた――
『ワンダフル・ライフ』で「読書メーター OF THE YEAR 2021」総合第1位。重度障害者の妻と約30年寄り添う著者が紡ぐ、渾身の連作短編集。
笑ったのち、7回泣けます。
ウェルカム・ホーム!/丸山正樹
新米介護士の青年は、介護の仕事を通して思い悩みながらも、少しずつ成長していく。
忘れちゃいけないことは、その人には大切な家族やこれまでの人生という宝物があること。介護の在り方。私も今までを振り返ってみました。
笑って泣ける!届いて欲しいなぁ#読了 pic.twitter.com/hZTvxKBuVA— 只人@読書垢 (@4869_0202) May 26, 2022
〈あらすじ〉
大森康介は新米介護士。
特別養護老人ホーム「まほろば園」で働き始めたものの、便臭にはまだ慣れることができない。
しかも認知症の人、言葉が不明瞭な人相手の仕事は毎日が謎解きだ。
認知症の登志子さんが一度だけ食欲を取り戻したのはなぜ?
口に麻痺のある當間(とうま)さんが言う暗号「アアイオウエ」の意味は?
その答えにたどり着いた康介は、この仕事の面白さにちょっとだけ気づき……。
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