夏タイヤで突然の雪…どうしたらいい??

まだ夏タイヤなのに… 突然の雪に見舞われたらどう対処すべき?

「大雪に警戒を!」天気予報だって100%当たるとは限りません。

しかし自分のクルマで冬のドライブに出るときは、誰だって万全の準備をすると思います。

夏タイヤで雪は早めのリタイアを!

雪道の可能性が高い地域へ行くのなら冬用タイヤに履き替えるでしょう。

そうでなくてもスノーチェーンなどは準備すると思います。

しかし近年のクルマ利用はマイカーとは限りません。

コロナ禍において安全な移動手段として需要が増えている自動車。

マイカーなら雪対策の事前準備はできるがカーシェアなどはそうはいかないのです。

借りたクルマの利用中、突然の雪にはどう対応すべきか…。

万が一スタックした時はすみやかに救援を

雪の準備ができていない車両での走行時、突然雪が降ってきた場合は基本的には早めに安全かつ他の交通のジャマにならないような場所まで移動。

そこで待機することを考えたいところです。

無理して走り、動けなくなったら周囲に迷惑を掛けてしまいます。

はたまたコントロールを失った他のクルマにぶつけられてしまうかもしれません。

いろんな意味で夏タイヤで雪に出くわしたら、早めのリタイアを選ぶことです。

その場合「ジャマにならないような場所まで移動する」ということが必要になってくるのです。

アクセルを踏んでも動けなくなったらどうしたらいいか…。

まずトライして欲しいのが、最近のクルマに標準装備されている横滑り防止装置のカット。

横滑り防止装置は空転防止制御とセットになってます。アクセル踏んで空転すると、自動的にパワーを絞ってしまうのです。

降りたての雪はタイヤが空転する毎に溶けるため、ずっとタイヤを回しておけば登り坂じゃない限り前進でも後進でもジワジワと動きます。

横滑り防止装置はオフに

けれど横滑り防止装置が入ったままになっていると、ほとんど空転しません。

前述の通り空転を検知してパワーを絞ってしまうからです。

そのような時のために横滑り防止装置のカットスイッチがあるのです。

横滑り防止装置のスイッチを押すとインパネに黄色いコーションマーク点灯します。

オフになりました、という意味です。

その状態でアクセル踏むと、踏んだだけホイールスピンするようになるでしょう。

平坦地なら深雪じゃない限り必ず動きます。

勾配があれば、前進でも後進でもよいから下り坂方向に動けるはずです。

簡単なスタックであり、圧雪というよりシャーベット状なら、平坦地に限り移動出来るでしょう。

そのまま安全にクルマを止めておける場所まで移動しましょう。

 

一番やってはいけないのは「車両の路上放置」

スーパーマーケットやパチンコ屋さんなどの駐車場しか無く、もし大雪になってしまって動きようがなくなった場合は、店舗の責任者に相談してみるといいでしょう。

困った時はお互い様。

断られたという話は聞いたことがありません。

誠意を持って相談してみるといいでしょう。

ここでいくばくかの駐車料金を請求されたとしても、夏タイヤで無理して雪道を走るリスクを考えたら十分モトが取れると思います。

その他、駅の近所まで辿り着けたなら必ず有料駐車場はあります。

クルマをとめ、駅から電車に乗って目的地(家でもいい)に向かい、チェーンを確保するもよし、雪が無くなるまで待つも良しです。

最悪、道路上で動けなくなったら、夏タイヤで無理したドライバーの責任。

放置すると交通のジャマになるだけでなく、除雪する時も困ります。

こうなってしまった場合はペナルティを受けるのを覚悟し、110番(緊急通報)では無い近隣の警察署に電話して自分の連絡先を伝え、指示を待つこと。

ロックしたままクルマを置いてどこかに移動するのは最悪の選択です。

ネットの声

「夏タイヤでの雪道走行は冗談抜きで自殺行為、自分だけで無く他人を事故に巻き込む可能性も大。四駆クロカン車が標準仕様で履いているオールシーズンタイヤも全く役に立たず、昔パジェロに乗っていて初めて積雪路走行時、交差点赤信号で止まれず肝を冷やした経験を思い出しました。」

「ウチはあまり雪の降る地域ではないが、年数回は10cmほど積もる。近所でもスタッドレス装着率は高い。たまに雪が積もると、過信したノーマルタイヤのクロカン四駆野郎がよく道路から脇へ落ちて渋滞、通行止めを引き起こしている。ノーマルタイヤでは止まらない。きちんとスタッドレスに交換してる人、チェーン巻いてる人の大迷惑。」

「安全な場所で一番のおすすめは当然ながら駐車場。ショッピングモールならクルマを駐めて買い物したり食事したりしながら、状況が改善するまで過ごせばOK。映画館などあればノンビリ過ごそう。なんで状況が改善するとか思うかな。冬は最低限の滑り止め無かったらクルマを動かしたらダメ。」

雪が降りそうなときにクルマを動かすな…ということですが、それでも大雪に遭遇したときの処置なのでためになる人も少なくないでしょう。

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