会員97万人減少のNetflixは一人負け状態…

Netflix、会員97万人減少…動画配信サービスは終わってしまうのか?

躍進を続けていたNetflix。

会員減少が続いていることが話題となっています。

動画配信サービスとして急成長を遂げてきたNetflixの今後はどうなるのでしょうか。

また、動画配信サービスそのものの勢いが弱まっているのかどうかも気になる点です。

ここでは、Netflixの現状と、日本における昨今の動画配信サービスの利用状況について解説します。

Netflix、2期連続の会員減で3月末より97万人減少

米Netflixの世界の有料会員数は2022年6月末時点で2億2,067万人になりました。

3月末時点から約97万人減少しています。会員数減は2四半期連続で、特に北米での減少が顕著だとのことです。

北米で会員数が大きく減少した原因として、競合サービス(ディズニーやアップル)との競争激化や、高インフレによる消費者マインドの冷え込みなどが考えられています。

日本ではアマプラやTVerの継続率が高い

では、日本ではどの動画配信サービスが良く利用されているのでしょうか。

2022年に行われたある調査によれば、日本で一番多く利用されている動画配信サービスはAmazon Prime Video(アマプラ)で、次点はTVer、Netflixは3位という結果でした。

動画の利用者自体は、約1年前の調査時点より3社とも増加しているため、動画配信サービス全体が「終わった」というわけではありません。

むしろ、多くの人が利用している実態が伺えます。

Netflixの一挙配信に弊害を感じる人も

Netflixでは、独占配信する番組を、一挙配信するという特徴があります。

1クール10話から12話程度まである番組を一挙に観賞できることは、自分のペースで一気に楽しめるという点が大きなメリットです。

その一方で、

「毎週1話ずつ放送だと、毎週の楽しみができるのに一挙配信だとあっという間に楽しみが終わってしまう」
「他の動画配信サービスと放送時期にタイムラグがあり、仲間と語り合えない」

という意見もあります。

対応策として広告を掲載する低価格プランや人員削減を実施

Netflixは、会員数減少の対応策として、広告を掲載する低価格プランの提供とともに、従業員300人を削減するとしています。

現在の有料プランは高いという意見もあるため、低価格プラン提供により、会員数が増加に転じるかどうかは、今後の注目点です。

対応策は吉と出るのか
Netflixのように、勢いのある企業も、成長速度が鈍化するタイミングが訪れる瞬間はあります。

Netflixの対応策が吉と出るかどうか、今後の動向に注目しましょう。

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