新型クラウン、評価割れる! 「誰が買うんだ? ダメだ!」というギョウカイ人も少なくない
目次
新型クラウン、好き? 嫌い? 売れる? 売れない?
新型クラウンの評価が大きく割れています。
直近の受注状況を見ると、半導体不足に代表される生産上の問題により上級グレードのみしか受け付けていないというのですが、それでも納期1年を覚悟しないとならない感じ。
ハリアーの「来年中は難しいと思います」より少し短いけれど、現在進行形で生産可能台数より受注が多いと言うから、新型クラウンも遠からず1年超えかもしれません。以下、辛口意見を。
ついに我が家に新型クラウン!w
乗り心地とかは良いけど。
もう従来のクラウンとは別の乗り物だね!良くも悪くもね
4WDなのとハイブリッド+ターボだっけ?
イメージはセダンとSUVとエコカー足した感じ pic.twitter.com/OY3fHpLMGp
— HIROTO 覇王連合 会長 (@KOUKI_ZN6) September 28, 2022
1)そもそもクラウンじゃない!
これが一番多い。
発売前にディーラーから出ていた強烈な不満点も正しく「クラウンじゃない!」だったそう。
やはり4ドアセダン=クラウンだと考えている人って多いのです。
なかには「新型は絶対売れない。だったらセダンのままでよかった」という人も。
2)やはりクラウンと言えばFR車だ!
新型クラウン嫌いの多くがFF車はFR車より低級という認識を持っているようで、FF車のクラウンなんか考えられないというのです。
やはり高級車はFR以外ダメという評価軸です。
したがって新型クラウンは認められないということに。
3)安っぽいね!
これはもうたくさんたくさん出てくる。Dセグなのにインテリア素材は樹脂そのものの部分(コンコン叩くと硬い素材。ハードパッドと呼ばれる)多い。
ボンネット開けると補助ダンパー無く、チカラが必要。
つっかえ棒を使わないと開いたままになりませんし。
え、新型クラウン走ってたんだけど。
早いな。 pic.twitter.com/8hbLc8I1eq— Koshi / E300(w211) (@z_kh823) September 25, 2022
4)乗り心地が悪い!
21インチタイヤ仕様に試乗した同業者の中には「酷い!」とフェイスブックで書く同業者もいます。
新型クラウンに対し辛辣な意見を言う人の大半が「乗り心地悪い」。
私は路面のデコボコを探す機械みたいだったゼロクラウンより1万倍良いと思います。
5)こんなクラウン誰が買うの?
「レクサスより安くて良いと言う人なんかいない」とか「こんなクルマ誰が買うのか全く解らない」という、徹底的な批判も少なくありません。
失敗確実と主張。売れなかったら「さすが専門家! 正しい主張です」ということになります。
担当スタッフから新型クラウン入ったと連絡あったので寄り道?? pic.twitter.com/tymmhpmJSj
— ENORIN (@eno0408) October 2, 2022
もしこれが輸入車だったらどうだった?
興味深いことにフェラーリが新型クラウンそっくりの4ドアSUVを出したけれど、皆さん好評。
ポルシェからカイエンでた時に「こりゃ何だ?」と思ったけれど、輸入車贔屓の多い同業者は絶賛でした。
マセラッティやロールスロイスのSUVなんかも「そらないよ!」じゃないんでしょうか。
逆にフェラーリやポルシェのSUVを認めるんなら新型クラウンだって上出来だと思います。
FF車かFR車かという点も、ポルシェ・マカンはアウディベースのFF。生い立ちとしちゃ新型クラウンに似ているけれど、だからといってマカンをクソミソにケナす同業者はいません。
今や良く出来たFF車に乗ると、FR車との違いなんか解らないです。
小回り性能という機能的な評価軸だと、新型クラウンにも後輪操舵4WS採用モデルがあり後輪駆動車と全く変わらない最小回転半径を持つのです。
乗り心地悪いと言う人もいます。
過去を見ると新型クラウンより乗り心地悪いゼロクラウンはけっこうヒットしました。
もっと言えば乗り心地オタクの私が、そのまんま乗れると思うレベル。
荒れた路面で21インチタイヤの粗さを感じることもあるけれど、ドイツ製のSUVで新型クラウンより乗り心地悪いクルマなんか普通にあります。
それからすれば新型クラウンの乗り心地はホメてもよいレベルでしょう。
新型クラウン初めて見た
意外とかっこいいんじゃない? pic.twitter.com/sOVZdygkPJ— じょー (@skyline36shonan) October 2, 2022
高評価もジワジワ
そもそも新しいコンセプトのクルマを出せば、必ず批判が出るのです。
クルマって商品…売れれば正義だし、売れなければ生き延びることはできません。
そういった観点で評価するなら、新型クラウンの「発表1ヶ月で2万5千台」というスタートダッシュは、上級グレードしか販売せず、しかも納期1年近いということを考えたら上出来だと思います。
加えて私の読者の間でも「カッコイイ!」という評価がジワジワ増えてきているのです。
先代クラウンと同じように4ドアセダンのままだったら、おそらく相当厳しい状況になっていくと思います。
クラウンってアメリカ車をモチーフにした4ドアセダンだから海外進出なんか不可能。
一方、新型クラウンのデザインだったらアメリカや中国でも売れるでしょう。
ということで結論は…。
トヨタの足を引っ張る失敗作ならステークホルダーに影響あるけれど、販売台数は海外を含め相当期待出来ると思います。
嫌いな人は買わなければいいだけのこと。
新型クラウンクロスオーバー、予想に反して売れてる。
発売後約1カ月で月販目標の約7.8倍にあたる 25,000台を受注。
2018年発売の先代S220系は約30,000台、2012年発売の先々代S210系は約25,000台との事で、4年と短いモデルスパンでもかなり健闘してると言えそう。 pic.twitter.com/QuMMNmqyS6— ドラヨス@ワンソクTube 26万人 クルマ買う系YouTuber (@phoshiaki) October 1, 2022
ネットの声
「クラウンと言う名前に惹かれる世代はだんだん少なくなっていく。何時かはクラウンって優れたキャッチコピーも通用しなくなった時代だ。セダンは残るわけだし色んなパターンが有って良いと思う。クラウンと言う名前が残って欲しいと思える世代に成ってしまった。ニッサンみたいにセドリック、グロリアを捨ててしまうと寂しいものだ。」
「我がアルファードと比べると迫力がなく、存在感が弱い。アルファード以上に迫力がある車は現れることは無い。」
「トヨタだから何を出しても売れるのだろうが、なぜこの車にクラウンの名前を付ける必要があるのかが分からない。」