
お風呂のお湯の交換を「2日に1回」にしようと思います。
かなり節約になると思うのですが、衛生面は大丈夫でしょうか…?
さまざまなものの価格が高騰している今、水道光熱費の節約に頭を悩ませている人も多いことでしょう。
「お風呂のお湯の交換を2日に1回にして、水道代やガス代を節約しようか……」と考えている人もいるかもしれません。
お風呂にはかなりの量のお湯を使っているため、大きく節約できそうなイメージがあるのではないでしょうか。
本記事では、お風呂のお湯の交換を「2日に1回」にすることで、どれくらい節約できるのかを試算します。
また衛生面の注意点も解説します。
目次
お風呂のお湯の交換頻度は?
株式会社マイナビが2022年に子育て世帯を対象に行った、お風呂のお湯の交換頻度に関する調査によると、「毎日交換する」が全体の71%と圧倒的多数でした。
次いで「2日に1回交換する」が16%、「3日に1回交換する」が7%となっています。
「お風呂のお湯は毎日交換するのが当たり前」と思っている人も多いかもしれませんが、2~3日同じお湯を使う家庭も一定の割合でいることがわかります。
https://twitter.com/bali_walker/status/1723673786816274653
お風呂にかかる水道光熱費はいくら?
そもそも、あたたかいお風呂に入るためにはいくら水道光熱費がかかるのでしょうか?
水道代とガス代に分けて確認してみましょう。
お住まいの地域やガス会社によって単価は大きく異なりますが、今回は東京都で都市ガスを使っている場合で試算します。
■水道代は48円
一般家庭の浴槽に水を入れた場合、水の量は約200リットルになります。
東京都水道局によると1リットルあたりの単価は0.24円とされています。
お風呂にお湯をためるためにかかる1回あたりの水道代は、200リットル×0.24円=48円になります。
■ガス代は86円~100円
次に、冷たい水をお湯にするためのガス代についても考慮しましょう。
都市ガスの場合、200リットルの湯量で、17度の水を40度のお湯にするには、約86円のガス代がかかります。
一方追いだきの場合、15度の水が200リットル残っていると仮定すると、それを40度のお湯にするには、約100円かかります。
お風呂のお湯を入れすぎて母に叱られる。
— みけぞう (@mike_zouzou) November 16, 2023
浴槽の半分過ぎるとダメ。
母入浴時にお湯を足すため空けておくきまり。
追い焚きの使い方が不明。
(父が給湯器のパネル交換時に、説明書を失くしたため)
父が蛇口をハンマーで叩いて壊したため、水が出ずお湯はりに時間かかる。
待ってて忘れる。
「2日に1回」の交換で年間6120円の節約に!
お風呂のお湯を「毎日交換」から「2日に1回の交換」にすることで、どれくらいの水道代とガス代を節約できるのかを試算しました。
- 新しくお湯を沸かす場合:134円/回(水道代48円+ガス代86円)
- 残り湯を追いだきする場合:100円/回(水道代0円+ガス代100円)
毎日新しいお湯を沸かすと、1ヶ月あたり134円×30日=4020円かかります。
2日に1回お湯を入れ替えると、新たにお湯を沸かす日と追いだきする日が半々になるため、1ヶ月あたり、(134円×15日)+(100円×15日)=3510円かかります。
1ヶ月あたり、4020円-3510円=510円の節約になります。1年間では6120円を節約できる計算になりますね。
衛生面は大丈夫?
「2日に1回の交換で、衛生面は大丈夫?」と心配になる人もいるでしょう。
お風呂に入った後の残り湯を放置すると、一晩で細菌数が数千倍に増えるということが株式会社衛生微生物研究センターの調査でわかっています。
湯船につかる人数が多ければ多いほど、細菌はさらに増殖しやすくなります。
室温が高かったり水が汚れていたりする場合は特に注意が必要です。
残り湯の細菌の多くは人の体に由来するものなので、病気になる心配はないとされています。
しかし衛生面が少しでも気になる人は、残り湯の利用を控えた方が良いでしょう。
無事に給湯器の交換が
— ミニマルKC (@minimalKC) November 13, 2023
完了しました
これでお湯と水の微調整から
1年ぶりに解放されます
今日は寒いし久しぶりに
シャワーでなくて
浴槽にお湯を張ってみるかな?
お湯の交換頻度を減らすと節約になるが、衛生面に注意
お風呂のお湯の交換を2日に1回にすると、年間で約6000円の節約が可能です。
しかし残り湯は時間がたてばたつほど、入浴人数が増えれば増えるほど細菌が増殖する傾向にあるので、衛生面に注意しなければいけません。
高齢の人や病気の人は、毎回お湯を入れ替えるようにした方が安心でしょう。
体をきちんと洗ってから湯船につかる、夏場は残り湯を使いまわさないなど注意して、残り湯を上手に活用して節約に活かしてください。
ネットの声
「今年の5月に水周りのリフォームをした者ですが、最新のお風呂になってからのガス代と水道代を毎日湯船を張って検証してみました。リフォーム前はほぼ毎日シャワーだけで生活していました。結果的にはガス代は500円程のアップで水道代は800円程のアップになりました。この程度の違いなら私は毎日湯船に浸かり疲れを癒したいと思いました。ちなみに追い焚きはかなりガス代がかかると思います。」
「一人でいるなら、一人のことなのでいいでしょうが、家族がいるときはそこに皮脂がいっぱいなわけで、湿気も温度もちょうどいいので細菌は繁殖しまくってますよ。例えばカレーは一日寝かせればうまいといいますが、常温でおいておくと細菌はその1000~1万倍以上に増殖すると聞きます。カレーは一度加熱するのでまぁそれでもましですが、風呂はそのまま放置ですからね。湯船につかって 気持ちいいとかで そこでかおをごしごしって ゾッとします。湯を張る量を抑えるとか、シャワーを併用するとか あると思います。」
「毎日風呂を洗った場合と、2?3日に1度洗った場合の水道代、洗剤代も含めて比較しないと実際どの程度節約になるかは分からない。
毎日交換が理想かもしれないが、高齢になると毎日湯船を洗うことが体力的に負担にはなる。
衛生的な問題ですが、祖父母宅は湯船を毎日交換してませんでしたが御長寿です。なので健康に悪影響を及ぼすほどでは無いのかな…とは思います。」