iPhone 15のバッテリーは想定の2倍優秀、3年以上快適に使えることが判明
アップルはiPhoneの大きなアップデートであるiOS 17.4を近々公開します。
現在、4回目の開発者向け、およびパブリックベータとなる最新バージョンが公開されたところです。
その中に、バッテリーの健康状態をチェックする新たな方法があり、iPhone 15シリーズの全ユーザーに朗報。
つまりハードウェアの変更はないものの、バッテリー寿命がはるかに長くなるというのです。
目次
iPhoneのバッテリー問題
注目を集めるさまざまな機能がある中、iPhoneのバッテリー寿命は今も残る重要な課題であり、何にもまして解決が求められています。
昨年秋、アップルはiPhone 15にバッテリーの「充放電回数」を導入。
ユーザーはこれまで何回バッテリーを充電したかがわかるようになりました。
役に立つ機能ではありますが、見つけるのは少々難しい。
iPhone 15ユーザーは「設定>一般>情報」で確認できます。
iOS 17.4でそれが変更され、「設定>バッテリー」にこの情報が移り、ずっと見つけやすくなります。
iOS 17.4の一般公開は3月上旬になると予想されています。
このバッテリー情報の表示の変更は良いスタートですが、実はもっと良いニュースがあるのです。
このアップデートと並行して、アップルは何らかのバッテリーテストを行っているようです。
即、この機能をオフにしました!!!
充電しながらガンガンスマホ使っちゃお! pic.twitter.com/WLVQUv6BvG
— もなよ┃ゲームブロガー (@monayoooo) February 16, 2024
これまでの2倍の充電サイクルでバッテリー容量を維持
アップルはiPhone 15シリーズのバッテリーを再テストしているそう。
iPhone 15と15 Plusだけでなく、iPhone 15 Proと15 Pro Maxも含まれます。
これまで同社は、これらのモデルも、以前のiPhoneもフル充電サイクルを500回繰り返した後、元のバッテリー容量の80%になるとしてきました。
これは毎日充電したとして約1年半後の状態となる想定です。
これはバッテリーがダメになるというわけではなく、それ以降に元の容量の80%までに達しないということです。
アップルは今回の再テストで、iPhone 15シリーズの4機種がずっと高い基準を満たしており、
2倍となる1000回の充電サイクルの後でも80%の容量を維持することを発見しました。
これは毎日充電を繰り返した場合の約3年間に相当します。
あなたはいくつ知ってる?
iPhoneのバッテリー持ちをよくする設定7選①5GをOFF
②視差効果を減らす
③画面の明るさ
④明るさの自動調節
⑤APPのバックグランド更新
⑥ダークモード
⑦低電力モード低電力モードは機能が制限されるデメリットがあるけど自動でON/OFFさせる方法があって…↓
— わいず│iPhone×お得ナビ (@ys_docomoPro) February 15, 2024
他のiPhoneについても調査を実施中
アップルは、制御された条件下でバッテリーの充放電を1000回行ったということですが、その条件の詳細は明らかにされていません。
つまり、iPhone 15シリーズのハードウェアにもソフトウェアにも変更はありませんが、
これまで考えられてきたよりも長くバッテリーが長く性能を維持するという安心をユーザーは感じ続けられます。
他のiPhoneについても、アップルは現在も「充電サイクル500回後に80%のバッテリー容量」というこれまでの基準を満たしていますが、さらなる調査を行なっているということです。
iOS 17.4 Beta 4にアップデートすると、バッテリーサイクル カウントが表示されるようです…
また寿命が縮むよ…????
(iPhone 15 Pro Max) pic.twitter.com/lyBU0mpFaL— (HAP)ハム.py? (@hamu_py) February 21, 2024
ネットの声
「今までの想定は「500サイクルの充放電を経ても80%以上の性能を残す」だったわけであり、500サイクルでちょうど80%にまで劣化すると宣言してたわけじゃない(つまり80%にまで劣化するのに600サイクルだったかもしれないし750サイクルだったかもしれない)
だから1000サイクルまで確認できたから2倍優秀だと主張するのは厳密には正しくない」「要はバッテリー交換可能な筐体にはしたく無いアップルさん。
EUは2022年3月に「バッテリーを搭載する製品においてはバッテリーの取り外しと交換を可能にすること」を義務づける規則の導入することを議会で決定しています。そして、バッテリーを交換できないデバイスの場合は、1000回のフル充電を行っても容量の80%は充電可能であることを求めています。」「成熟したスマホでこういった研究が進んでいるのはAppleならでは。それにiPhoneはバッテリーを使い果たしても買取してもらえるから損はしない。」
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