ホンダの名車“ラッタッタ”令和になっても色あせない魅力「今どきこんな形のバイクない」
懐かしのバイクを令和の時代に走らせる2人組がいる。
旧車イベント(7月31日、道の駅かぞわたらせ)の二輪車コーナーで脚光を浴びたのは、ホンダのパルシリーズだ。
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時代を先取りした奥様向けの“おしゃれなホームバイク”
同シリーズは4タイプあり、それぞれ少しずつ性能やデザインが異なる。パルホリデーとパルディン、そしてロードパル、パルフレイは女性向けで、スクーター以前の50ccファミリーバイクブームを起こした昭和の名車だ。
50代男性が乗るのは1978年式の青のパルホリデー。「高校生のときにおふくろがロードパルに乗っていました。高校生のときから欲しかったバイク。未登録で保管してあったものを昨年買いました」という憧れの車体だった。
価格は当時7万9000円。現在では、中古市場でも値が上がっているという。
【動画公開??】
皆さん #ラッタッタ ってご存じでしょうか?1970年代後半に発売されたホンダの二輪のことです?
「ラッタッタ」の掛け声でペダルを3回踏むと、エンジン始動??この音も心地いいですよね?
若きオーナーのインタビューは19時20分公開です??#パルフレイ #パルホリデー #ホンダ pic.twitter.com/wn8Xvvhudg
— ENCOUNT (@encountofficial) August 4, 2022
白のパルフレイは男性に人気
一方で、20代男性が乗るのは白のパルフレイだ。
先に発売されたロードパルは、当時CMにイタリアの大女優ソフィア・ローレンや大竹しのぶが出演しました。
タップスターターと呼ばれるペダルを3回踏み、左レバーを握るとエンジンがかかるユニークな仕組み。
ローレンが「ラッタッタ」の掛け声で踏んだことから、“ラッタッタのロードパル”の愛称で人気を集めたのです。
今でもスクーターを「ラッタッタ」と呼ぶ高齢者がおり、商品名と間違う人もいるほど。
うちの近所にあるパン屋さん、店主の趣味で店表がおしゃれなグリーンで埋まり、飼い猫の美人姉妹がお出迎えしてくれて、ご主人の趣味の昭和のホンダのミニバイク(モトコンポとスカッシュとラッタッタ)が日替わりで拝めると言う俺得素晴らしすぎる素敵空間なんだけど、如何せんパンが美味しくない…
— バタ子さん (@skiy4a) August 6, 2022
ターゲットは奥様
後続のパルフレイのターゲットは“奥様”でした。
当時のホンダのリリースには、「ショッピングや日常の足として手軽に使える奥様向けの“おしゃれなホームバイク”」と紹介されています。
当時の価格は7万5000円でした。
男性は「今どきこんな形のバイクない。スクーターとも違う。面白くないですか」と笑顔。
女性のスカートが巻き込まれないための工夫もあり、時代に先駆けたバイクの色あせない魅力を伝えていました。
ネットの声
「母が原付免許を取って通勤のために買ったのがこれ。燃料タンクの容量が少ないのが欠点だったが、意外と登坂能力あって乗りやすいバイクだと言っていた。スピードもあまり出ないから、初心者も安心して乗れた。」
「ノーヘルで乗れたからチャリ感覚だった。パッソーラ、タクト、リード、ジョグなど今では考えられないぐらい車種も豊富。ジョグ、ビートが最強で3輪やギヤ付きも個性的だった、良い時代でした。」
「ロードパルは、ゼンマイのネジ巻いてエンジンかけるみたいなのと5万円台だったのは画期的だったけど、おばちゃんに一気に普及したのは、足を揃えて乗れる八千草薫のヤマハパッソル。
それに対抗してホンダがタクトを出し、男子高校生にも広がり、パッソーラやジェンマなど、70キロ出るスクーターの短い時代があって、その後はリミッターが付いた。
10万円でどこでも行ける乗り物は、3無い運動前の高校生にとっては最高だったなぁ」