映画「トップガン マーヴェリック」人気を支えるのは…“おひとりさま”中高年男性でした。
7月末に日本での累計興収100億円を突破した「トップガン マーヴェリック」の勢いが止まりません。
1986年の前作を知るバブル世代が“あの時をもう一度”的に来ているのか…。
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おひとりさまおじさんが
訪れた日比谷の映画館は、右側前方に出入り口があり、右通路側には40から50代と思われる中高年男性がタテ一列でズラリ。
壁に近い左隣は全て空席のため、タテ一列が異様に目立つ。彼らは、映画が終わったらさっさと帰る“おひとりさま”オジサンなのです。
グラスリップ見てる暇があるならトップガンを見に行けばいいのでは?となったので明日2回目に行こうと思う。初回からだいぶ空いちゃったけど
— 和流夏 (@orca0401) August 16, 2022
内容は完全に中高年サラリーマンを勇気付ける作品
トム・クルーズ(60)演じる主人公は、出世とは無縁のヒラの軍人で、テストパイロット。
上層部から「これからは無人機の時代だ」とテストの中断を命じられると「そうかもしれない、でも、今日じゃない」とトムは実力行使でテストを続行。
そんな中、某国のウラン濃縮プラント破壊ミッションに教官として参加……と思いきや、最終的には自ら戦闘機の操縦かんを握り、さらにF-14戦闘機も操縦し、最先端の第5世代戦闘機と渡り合うのです。
お約束のラブロマンスもあり、トムの“現役感”が半端ないのです。
86年当時のライバルは出世コースを歩んだが志半ばに病で亡くなり、トムはヒラで好きな仕事だけして現役。
GAFA全盛のアメリカとは思えない人生の選択でしょう。
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#トップガンマーヴェリック
#追いトップガン
興収100億円突破記念ステッカー間に合いました??????ありがとうございます???? pic.twitter.com/0eMIf1ta7T— やっぴー@映画垢 (@yappysMovieacc1) August 16, 2022
中高年にドンピシャ
映画批評家の前田有一氏がこう言います。
「実はこの作品はコンピューターに仕事を奪われるかもしれない恐怖にさらされ、給与、肩書も報われない日本のサラリーマンと重なる部分が多い。カワサキのバイクにレイバンのサングラス、旧世代のトムが活躍し、アラ還でも女を口説けて“何も変わらない”ことが強み。トム・クルーズの圧倒的なカッコよさがあるから成り立ち、一言一言がしみる。コロナ禍で映画館から離れた中高年のファーストチョイス作品になったのは言うまでもないですが、サラリーマン世代こそ今見るべき映画。きっとタテ一列の男性たちは涙していたに違いないでしょう」
前作「トップガン」含め、映画館で見てもらうために、トム・クルーズは動画配信を極力遅らせたそう。
来場のピークを過ぎた今こそ、座席もゆったり。映画館を出る頃には、トム・クルーズのように胸を張って歩きたくなるずです。
トップガンは円盤買おうかな。
今年最高傑作だよ、あれは。— Maaa (@o_im3) August 16, 2022
ネットの声
「驚いたのは、脚本のバランス感覚のよさ。現代の防衛事情も描きながら、昔の機種を格下と切り捨てるのではなく、性能と捉え、有効に活用する姿。世代間、恋愛も、よく2時間の間に詰め込んだと思う。」
「オジサンとしては「お説ごもっとも」です。
さらに言わせてもらえば、分かりやすいストーリー。最近の映画はストーリーが入りくんでいて伏線があって、オジサンの退化した脳細胞ではついていけないのです。
マーヴェリックのストーリーはただ「敵をやっつける」だけ。分かりやすい。
見終わった後、「もしかして自分だって」とちょっと爽快感があったりします。まるで戦隊ものを見た後の子どものように。もう一度見に行こうか迷っています。」「ストーリーも良く出来ていて、爽快感、ハラハラドキドキも、カッコ良さ、友情、恋愛、義理?だけど息子愛…
てんこ盛りの内容で、とにかく凄かったですね。
1作目を知らない世代も感動したとの事。1作目を見返すと更に面白いと伝えました。
映画トップガンは自分のトップかも。」