ハセガワから今春「トヨタセリカ LB 1600GT」プラモが発売！これまでなかったのが不思議！！

2024年2月3日 2024年2月3日

どうしてこれまでなかった？

5本テールがトレードマークの初代「セリカ LB」前期型（1973年モデル）がハセガワからプラモ化。

4月発売予定！！

流麗なスタイルを実車そのままに縮小！

近年、様々なヒストリックカーを精力的にキット化しているハセガワから、またも衝撃の新製品アナウンスがありました。

1/24スケール・プラモデルとして今年4月20日ごろに発売予定の「トヨタセリカ LB 1600GT」です。

1970年に登場したセリカは、日本初のスペシャリティカーとしてその地位を確立。

2006年にその歴史を終えましたが、歴代モデルの中で、名車と呼ばれるモデルをいくつも輩出してきました。

初代セリカ自体もそのひとつですが、1973年に追加されたセリカ LB（リフトバック）は、ベースとなったクーペ以上にインパクトのあるモデルであったと言えるかもしれません。

LBのセールスポイントは、「第3の扉」ことテールゲートを持つラゲッジスペースの広さ。

レジャーでの活躍などをイメージさせるものです。

そそいて最大のものは、ファストバックの流麗なボディスタイルでしょう。

ピンと跳ね上がったリアエンド、縦5本のテールランプなども相俟って、

当時の国産車の中でもトップクラスの格好良さだったのです。

初代セリカはエンジンや内装、外観などの構成要素を自由に組み合わせられるフルチョイス・システムが売りでしたが、LBにもこれは採用されていました。

ただし、イメージリーダーであるGTはそのシステムの範囲外であり、これもLBでは踏襲されています。

LBでは従来のクーペ同様の1600GT（2T-G搭載）だけでなく、2Lの2000GT（18R-G搭載）が設定されていたのもポイントでした。

1975年にはマイナーチェンジでボディサイズを拡大、1977年にモデルチェンジで二代目へと移行しています。

実車の説明が少々長くなりましたが、今回ハセガワがキット化するのは、このセリカ LBの前期型です。

同社ではすでに最初期型クーペのセリカ 1600GTをキット化しているだけに、以前からLBのキット化を望む声もあちこちで聞かれましたが、その願いが今回やっと叶う、ということになります。

ハセガワから公開されたのは3D CAD画像とパーツ写真ですが、例によって徹底的な実車取材による設計が行われているのがこの画像からも分かります。

特にボディプロポーションの見事さ、ボディとは別体となったディテール（フードスクープやピラーダクト、エンブレムやバッジなど）のシャープさがすばらしいのです。

特徴的なダッシュボードや張りのある形状のシート、リアピラー内側までを再現した内張りなど、インテリアの再現にも期待ができそうです。

また、勘のよい人はシャシー関連のパーツの写真がないことに気が付くかもしれません。

これは既存のクーペ1600GTのキットと同じパーツが付属するとのことですが、実車のLBは最初期型クーペと共通の車体裏面を持っているので（燃料タンク位置などが同じ）、考証的にもバッチリです。

ボディはホワイト成型、メッキパーツはフロントグリルや前後バンパー、ワイパー、ピラーダクト、ミラー鏡面など。

前述の通りシャシー関連はクーペのキットと同じなので、ホイールはワタナベ（8本スポーク）が付属。

価格は3,520円（税込）、発売時期は今年4月20日ごろ。

なお、パーツ写真（テストショット）は製品版とは成型色が異なるほか、細部などもさらに修正が加えられる可能性がある点、ご注意ください。

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