EVカーは走らないで放っておくと充電が減っていくよ

満充電にしたのにイザ乗ろうとしたら減ってる! ガソリンと違って走らなくてもEVの充電が減るワケ

ガソリンで動くエンジンを搭載している車両と電気を使って動く電気自動車。

そもそもの動力の源が異なる2車であるが、長期間乗らないでいると、その動力の源はどんな変化をするのでしょうか。

バッテリー内の電力は徐々に減少する

そもそもガソリンは非常に揮発性の高い物質であり、一説には給油中の短時間でも0.1~0.2%ほどのガソリンが気化しているとも言われているほど。

しかし、ガソリンタンク自体は密閉されているため、長期間乗らない状態が続いても明らかにタンク内のガソリンの量が減るということはないというのが現実desu。

一方の電気自動車は、長期間充電せずに放置しておくとバッテリー内の電力は徐々に減少してしまうのです。

これは一般的な電池でも起こる自然放電も影響しているのですが、それ以外にも大きな理由があるのです。

様々な処置が

たとえばテスラなどの電気自動車には、寒い時期でもバッテリーの温度を適正値に保つ「プレコンディショニング」という機能があります。

これは毎日同じ時間に通勤するようなユーザーのために、スケジューリングをすることもできるのですが、これをOFFにしていなければたとえ乗ることがなくても毎日同じ時間に合わせてバッテリーの温度を適正化する動作をしてしまうのです。

また日産リーフでは、補機バッテリーである12Vバッテリー上がりを防ぐために、12Vバッテリーに5日間以上充電されない状況が続くと自動的に駆動用バッテリーから12Vバッテリーへの充電がなされるという制御も備わっています。

一ヵ月程度なら大丈夫だが…

ほかにもスマホのアプリを使用してリモートで車両状態のチェックやエアコンの作動などができる車両についても、そのリモートのリクエストを受信するための待機電力が必要となるため、ごくわずかではあるが駆動用バッテリーの電力を使用しているというワケなのです。

このあたりの装備は車種によって異なっているが、上級車種ほどさまざまな装備が備わっていることが多いため、乗らない状態で使用される電力量も多くなる傾向があります。

その消費量は微々たるもので、1カ月程度乗らないだけであれば走行できなくなるレベルまで減少することはありませんが、長期間乗らないことが決まっているのであれば、事前に充電を済ませておくか、普通充電ケーブルを接続した状態をキープするのがいいでしょう。

ネットの声

「電気自動車の動力源はバッテリーなので自己放電をしているのはあると思います。世界的な情勢をマスコミが騒いでいますが、無理して高いお金払って電気自動車に買い替える必要はないと思います。」

「Panasonicのレッツノートもバッテリーの自然放電が多くてACアダプターを繋がずに保管しておくと一週間ぐらいでスッカラカンになっていました。」

「電気自動車で羽田空港にいって駐車場に止めて、北海道に行き1週間後に羽田に帰って自動車に乗ったらバッテリーが放電していて帰れませんでした。電気自動車いらん!」



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