ジブリって何がそんなにいいの?
逆に疑問を感じる圧倒的人気と驚異的数字
「スタジオジブリ」を知らない人はほとんどいないでしょう。
本日3月11日はその記念すべき第1号作品『風の谷のナウシカ』が公開された日です。
スタジオジブリは同作品の成功をきっかけに設立されました。
ちなみに「ジブリ」はサハラ砂漠に吹く熱風を指すイタリア語で、アニメ業界に熱風を起こすという思いから宮崎駿監督が名付けたそうです。
今日は「スタジオジブリの沿革」と「歴代興行収入ランキング」をチェックしましょう。
また、今年11月に開園する「ジブリパーク」の最新情報もご紹介します。
目次
ジブリシリーズ第1弾
『風の谷のナウシカ』は1984年3月11日に公開されました。
現在も愛されている作品が38年も前に作られていたことに驚きます。
同作品は観客動員数91万5000人を超え国民的なヒット作品となりました。
徳間書店によると原作の漫画は2020年12月までに累計発行部数が1700万部を超えたそうです。
クオリティーもさることながら、驚くべきはスタジオジブリの公開ペースです。
2020年の『アーヤと魔女』まで26本の作品を世に送り出しました。実に1年半に1本のペースで作品を公開している計算です。
しかも短編作品は『On Your Mark』(約7分)と『ギブリーズ episode2』(約25分)のみで残りは全て長編アニメーション。
それだけのペースでヒット作を連発しているのは他に例を見ないでしょう。
スタジオジブリの主な作品を以下にまとめました。当時の世相と一緒に振り返ってみてはいかがでしょうか。
「千と千尋」は2位! 歴代興行収入ランキング1位は?
スタジオジブリ作品が人気なのは間違いないでしょうが、他の作品と比べるとどれくらいの人気なのでしょうか?
映画作品の人気を表す指標として「興行収入」が用いられることが一般的です。
これはお客さんが劇場に支払った料金のことで、興行収入が大きいほど映画館に多くの人を呼んだ人気作品だといえます。
興行通信社によると、2022年2月27日時点でスタジオジブリ作品は興行収入ランキングの上位100位に7本もランクインしています。
7本を合わせた興行収入は1160億円にもなり、スタジオジブリ作品がいかに愛されているか分かりますね。
ちなみにスタジオジブリ作品で最も大きな興行収入を得たのは『千と千尋の神隠し』です。
『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』に抜かれるまでは国内の歴代興行収入ランキングで第1位の映画でした。
【興行収入ランキングTOP5】
1位.劇場版「鬼滅の刃」無限列車編:404.3億円
2位.千と千尋の神隠し:316.8億円
3位.タイタニック:262.0億円
4位.アナと雪の女王:255.0億円
5位.君の名は。:250.3億円
(参考:100位以内にランクインするスタジオジブリ作品)
7位.もののけ姫:201.8億円
8位.ハウルの動く城:196.0億円
12位.崖の上のポニョ:155.0億円
25位.風立ちぬ:120.2億円
52位.借りぐらしのアリエッティ:92.5億円
78位.ゲド戦記:78.4億円
※2022年2月27日時点
出所:興行通信社 歴代ランキング
地下1階のトイレには、地下なのに窓があります。男子トイレと女子トイレ、それぞれ違うシーンが向こう側に広がっています。 pic.twitter.com/4FsI0y0f38
— 三鷹の森ジブリ美術館 (@GhibliML) March 4, 2022
ファン待望の「ジブリパーク」11月開園!
スタジオジブリのテーマパーク「ジブリパーク」がいよいよ今年11月に開園します。
未だ全貌は明らかになりませんが、スタジオジブリ作品の世界に入り込んだような体験ができる内容になるようです。
2月から公式ページが公開されており続報を待っていたファンも多いでしょう。
3月3日に公式ページが1カ月ぶりに更新され「ジブリパークとジブリ展」の開催が告知されました。
長野会場を皮切りに全国の美術館を巡回する内容です。
詳細は近日公開の予定でまだ謎が多いですが、メイキング資料の初公開などが予定されておりファンにはたまらない内容になることは間違いないでしょう。
【「ジブリパークとジブリ展」の巡回予定】
・長野会場(長野県立美術館):2022年7月16日~10月10日
・愛知会場(愛知県美術館):2022年10月29日~12月25日
・熊本会場(熊本県立美術館):2023年1月20日~3月26日
・兵庫会場(神戸市立博物館):2023年4月15日~6月25日(※)
・山口会場(山口県立美術館):2023年7月15日~9月24日
※兵庫会場は予定
ジブリに出てくる黒いキャラクターって、みんな絶対愛おしいよね。 pic.twitter.com/pJNVH4ucgz
— 千尋 (@OGa7B0STu3basEa) March 6, 2022