「後悔が死を恐ろしくする」桜木健一と近藤正臣「50年ぶりの再会」で語り合ったこと
8月10日に最終回を迎えたテレビ大阪開局40周年ドラマ「ちょこっと京都に住んでみた。」は、おだやかで趣のあるドラマとして、上々の人気を誇りました。
目次
近藤正臣の京都弁が心地良い
内容は木村文乃演じる主人公・佳奈が、京都の大叔父・茂(近藤正臣)の家に滞在することになり、その暮らしぶりを描いたもの。
とくに事件が起こるわけでもなく、佳奈が京都の町の実在の店で買い物をしたり、その店の店主と話をしたりするのです。
そんな一風変わったドキュメンタリータッチなところも人気でした。
京都出身の近藤正臣のはんなりとした京都弁も心地良い。
#ちょこっと京都に住んでみた 。
今夜いよいよ最終回!佳奈が京都を去る日が訪れます
茂や新たな仲間との日々
そして京都で見つけたものとは…
是非ご覧ください??#テレビ大阪 深夜0時~#テレビ東京 深夜2時35分~#木村文乃#近藤正臣#古舘寛治#玉置玲央#ちょこ住み京都 pic.twitter.com/lMObOVQpdg— 「ちょこっと京都に住んでみた。」 (@lifein_Kyoto) August 10, 2022
かつて柔道一直線で共演した桜木健一
近藤正臣といえば、昭和世代にとって忘れられないのが、スポ根ドラマ「柔道一直線」(1969年6月期~71年4月期)のワンシーンでしょう。
近藤は桜木健一演じる主人公・一条直也のライバル・結城真吾役を演じていました。
近藤がアップライトピアノに跳び上がり、足で鍵盤を踏んで「ねこふんじゃった」を弾くシーンは、テレビドラマ史に残る珍場面として有名なシーンです。
これが したいんやね( *?ω?*)? グッ!
[柔道一直線] 伝説の足でピアノを弾く近藤正臣@retoro_mode pic.twitter.com/RbUiGJUKHi— Koba∝Masa@汚物だお? (@gifukenmindayon) May 23, 2020
あれから50年。
なんと「ちょこっと京都~」の中で、2人が再会するという粋な演出があったのです。
■ウルトラマンエース■
(第12話)ドラマ「柔道一直線」チームからの特別出演?????
●近藤正臣さん(サボテン博士)
●桜木健一さん(刑事→刑事くん????)
#ウルトラマンA50周年#ウルトラマンエース50周年 pic.twitter.com/nHGvueUlEW— ??コン☆ソロ局長 (@kontarobei) August 14, 2022
50年ぶりに再会する設定
それは第5話でのこと。
近藤にはかつて仕事仲間でもあった親友がいたのですが、ささいな誤解をきっかけに疎遠になってしまっていました。
その友人というのが桜木健一で、2人が50年ぶりに再会するという設定なのです。
片手を挙げて「おう!」と言う桜木。それに応えるかたちで、ちょっとバツが悪そうに片手を挙げる近藤。ベンチに並んで座る2人。「いつ以来やろか」「河原町で飲んで以来や」
「随分むかしのことや」「元気そうで安心したわ」「あんたも」「会えてよかった。後悔が死を恐ろしくするんや」「……」「またきますわ」「そうか」。
ほんの数分間のシーンでしたが、実際の2人の50年間とも重なり、人生の機微を感じさせる味わい深い場面に仕上がっていました。
ちなみにこの共演が実現したのは、木村文乃と桜木健一が同じ事務所の所属だったからだそう。
何気なく見ていたら
桜木健一さんではないですか
なんと近藤正臣さんとの共演は
柔道一直線以来ではないのか?
懐かしくて感動した??#ちょこっと京都に住んでみた pic.twitter.com/zTIBiDxfNi— つっちー (@Cest_la_vie_sas) August 9, 2022