まさか免許の「更新講習」がオンライン化!
「ゴールド免許」以外でも対象に! 「マジで有能」の声も
現在、4道府県において、運転免許更新時の講習をオンラインで受講できる取り組みが試行されています。
これまでは優良運転者のみが受講対象でしたが、このたび一般運転者も受講可能となりました。
では、対象拡大に関してはどのような反響が寄せられているのでしょうか。
目次
運転免許のオンライン講習、一般ドライバーに対象が拡大!反響は?
2022年2月1日から、北海道、千葉県、京都府、山口県の4道府県において、70歳未満の優良運転者(ゴールド免許のドライバー)が運転免許更新時の講習をオンラインで受けられる取り組みが試行されています。
オンライン講習の免許更新は大まかに以下のような流れとなっています。
- 受講者がスマートフォンまたはパソコンで専用サイトにアクセス
- マイナンバーカードを使ってログイン
- スマートフォンやパソコンで講習動画を視聴した後アンケートに回答
- 運転免許センターや警察署などで更新手続き
動画の視聴中には、チャプターごとに確認問題が出題されるほか、受講者の顔画像を合計3回撮影して、きちんと受講しているかを確認します。
オンライン化されるのはあくまで運転者講習の部分のみであり、写真撮影や視力検査、運転免許証の受け取りなどは警察施設でおこなわなければいけません。
そのため、当初は「結局免許センターに行く必要があるなら講習だけオンラインにしても意味がないのでは?」「あまりメリットを感じない」という意見も聞かれました。
免許更新のオンライン講習。これを受ければ試験場で講習受けなくて済むのは助かる。 pic.twitter.com/4CnDqYqMoQ
— HRD (@HRD300BLACKOUT) October 24, 2023
オンライン講習の満足度の高さ
オンライン講習を実際に受けた人の意見などをまとめた「更新時講習(優良運転者講習)のオンライン化に係る調査研究報告書」によると、
「オンライン講習は対面での講習と比較して便利でしたか」という質問に対し、
全体の96.8%が「便利だった」「やや便利だった」と回答しています。
さらに、「今後もオンライン講習を受講できるとしたら利用しますか」との問いには全体の99.5%(11万7368人)もの人が「利用する」を選択しており、受講者の満足度が高い状況がうかがえます。
オンライン講習の良かった点に関しては受講者から
「自分の好きな時間で受講することができた」
「育児・妊娠中・産後だったため助かった」
などの意見も多く寄せられており、更新時講習がオンライン化するだけでも十分な効果があったといえるでしょう。
免許更新に来ましたが、なんと受付から交付までたった10分ほどで終わりました??
今年の10月から始まった免許のオンライン講習を利用しました。これは良き!写真撮るまで疲れ果てなくて、魂抜けがちなあの免許写真も自分史上No.1です??
— かずねぇ (@Oney_yenO) October 24, 2023
全国に広がってほしい
このように好評のオンライン講習ですが、2023年10月2日から受講対象が一般運転者にも拡大され、
誕生日が10月1日以降の人など一定の条件を満たせばゴールド免許でなくても受講できるようになりました。
ただし優良運転者の場合は講習動画が30分であるのに対し、一般運転者講習は40分です。
そして一般運転者のみ動画視聴後に運転適性診断があるほか、顔画像の撮影をおこなうため、優良運転者よりも長い時間を要します。
オンライン講習の対象が一般運転者に拡大されることに関してSNS上では、
「マジで有能」
「うちの県でもやって欲しい」
「一般運転者の人も受講できるならやってみようかな」
といった好意的な声が寄せられています。
その一方、
「一般運転者にまで対象を広げちゃったらゴールド免許の意味ないんじゃ…」
など優良運転者とあまり差別化が図られていないことに疑問を持つ声も聞かれました。
運転免許更新時のオンライン講習について、優良運転者だけでなく一定の条件を満たした一般運転者も受講が可能になりました。
実際に受講した多くの人がこのオンライン講習を好意的に受け止めており、今後全国的に広まっていくことが期待されます。
免許更新が子のエンドレス体調不良、過酷な予防接種スケジュール、入園準備、慣らし保育、仕事復帰と重なり、無理…行けねえ…ってなってたけどオンライン講習受けてから行ったら免許センター15分で終わって草、便利すぎる??これは全国でやるべき…
— きゅうちゃん (@Kyuuuchan_nenne) October 19, 2023
ネットの声
「免許証が出来るまでの時間+多少の余裕に講習と考えたら別にオンラインでなくてもその場でさっさと終わった方が便利だとも思います。眠い講義かもしれないけど、最近変わった部分の道交法の詳細の説明があるのは助かってます。もし視力検査や免許証受け取りなどでも出向く必要がなくなるようであれば、それだったらオンラインに大きな魅力を感じます。」
「モデル事業を実施してる自治体に住んでいるので、前回の更新はオンラインで講習を受講しましたが、快適でしたよ。
オンラインは平日の夜中とか自分の都合の良い時間帯に受けられるので効率的
新しい免許の発行には免許センターに行かなければならないものの、滞在時間を大幅に短縮できます。
従来型の教室での講習が好きな人はそっちにすればいいと思いますが、自分はたぶん次回もオンラインで受けると思います。」「先日、免許証更新がありオンライン講習を受講後に免許センターにて新しい免許証を交付してもらいました。
自分が感じたメリットは
①事前に好きな時間に講習を受ける事ができる。
②免許証の交付が早い。デメリットは
①オンライン講習中に何度か顔を撮影するのだが、スマホ、機種によっては写真撮影がスムーズに進まず、時間がかかる。
②オンライン講習受講済の人が多くなると免許証の交付時間もかかる可能性がある。免許センターにて書類記入して視力検査、顔写真撮影を済ませて教室で講習を受ける(その間に免許証の作成する)講習終了時に新しい免許証を交付するという流れが
オンライン講習を済ませていると顔写真撮影後3分で新しい免許証を交付されて帰宅できました。
本当に早かった。」