人間は生まれつき右利きが多い!旧石器時代から変わらないのはなぜ?
左脳の言語系機能と運動系機能に共通して関係する遺伝子の存在
現代の日本では約9割の人が右利きであり、旧石器時代人もほぼ同様だったであろうという研究報告があります。
しかし、利き手が生まれ、それが右手に偏ったことへの妥当な説明はまだありません。
右利きであるということは、右手を動かす左脳と左手を動かす右脳のうち、細かい手指動作では右手(左脳)が優先的に使用されることを意味します。
人間の左脳は、このように右手や右足など体の右半分の感覚や運動を担う一方、言語をあやつる中枢ともなっています。
ここから言語の獲得と利き手の出現に、何か関連があるのではないかという説が生まれました。
しかし、この説を成立させるには、両者をつなぐカギを見つけなければなりません。
その有力候補といえるのが、FOXP2と呼ばれるヒト遺伝子です。
まだ不明な点も多いFOXP2は、脳の言語機能と運動機能の両方に関係する遺伝子とされています。
手の運動と言語を司る脳の機能に左右差があり、FOXP2が両者に関係する可能性が示されたことには大きな意味があります。
人間はいつ言語を獲得したのか、録音機器がない以上、その時期を確定することはできません。
しかし、利き手の発現との関連性を解明できれば、間接的に獲得時期を推定することができるでしょう。
アイヌの役はアイヌが演じないといけないという話を真に受けると、左利きの役は左利きの人がしないといけないし、近視のキャラは近視の人が演じないといけないし、ほくろの位置が完全に同じ人が演じないといけないし、っていう話になると思うのだけど、あの人たちはどの辺にそのラインを引くんだろう
— 海水瓜 (@Umisuika) October 28, 2022
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