32歳になっても幼児なみの知能しかないチャーリイ・ゴードン。
そんな彼に夢のような話が舞いこんだ。大学の先生が頭をよくしてくれるというのだ。
これにとびついた彼は、白ネズミのアルジャーノンを競争相手に検査を受ける。
やがて手術によりチャーリイの知能は向上していく……
天才に変貌した青年が愛や憎しみ、喜びや孤独を通して知る人の心の真実とは?
全世界が涙した不朽の名作。
著者キイスを追悼した訳者あとがきを付した新版
アルジャーノンに花束を、を書いたダニエル・キイスという人は、他にも日本でもブームを巻き起こした多重人格者を追ったノンフィクション「ビリーミリガン」シリーズがあって、こっちはサイコパス最高潮でとっても興奮するので元気な時に読むと良い
— 山羊さん?? (@dontforget0308) February 26, 2024
著者について
1927年ニューヨーク生まれ。ブルックリン・カレッジで心理学を学んだ後、雑誌編集などの仕事を経てハイスクールの英語教師となる。このころから小説を書きはじめ、1959年に発表した中篇「アルジャーノンに花束を」でヒューゴー賞を受賞。これを長篇化した作品がネビュラ賞を受賞し、世界的ベストセラーとなった。その後、オハイオ大学で英語学と創作を教えるかたわら執筆活動を続け、『五番目のサリー』『24人のビリー・ミリガン』(以上、すべてハヤカワ文庫)など話題作を次々と発表した。2014年6月没。享年86。
ダニエルキイスの「アルジャーノンに花束を」は、翻訳した小尾芙佐さんが何よりすごいと思う。小説の内容ももちろんすごいが、細かいニュアンスがちゃんと伝わってくると思う。今でもSF小説の最高傑作だと思う。「いちご同盟」は、予想外なことは起こらない。そこが切なくていい。この2冊は手離せない pic.twitter.com/qH5I0vG7P5
— matayoshiya (@HitodenasiYa3) February 26, 2024
「翻訳の仕方がとにかく素晴らしい(作品の作り自体も)。主人公の心情にそのまま入り込めました。」
「私にとってはハッピーエンドとは言えない最後で、むしゃくしゃしてページを破いてしまいそうになった。でも読んでよかった。」
「ゆっくりと結末に向かいながら、沢山の希望と残酷な日常が展開され胸が詰まる想いでした。」
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