銀花の蔵 遠田潤子 (著) 新潮社; 文庫版 (2022/10/28) 880円

私は、この油蔵の当主になる! 大阪万博前夜。

父の実家である奈良の由緒ある?油蔵で暮らすことになった少女、銀花。

蔵を切り盛りする祖母の多鶴子ら一家に馴染もうとするが、母の盗癖、祖母と父の不仲、自らの出生に関する真実に悩む。

やがて成長し蔵を継ぐため奮闘する銀花は、一族の秘められた過去を知ることに――。

家業に身を捧げ、新たな家族を築く女性の半生を力強く描く長編小説。

「期待どおりの内容です。遠田さんの文体は読みやすいし、これでもかというほど破滅的な人生をホッとするエンディングに導くプロットも素晴らしいです。」

「遠田作品を初めてです。登場人物はみんな問題あり、まともな人が誰もいない中、銀花ひとり孤軍奮闘し、次から次に起こる苦難なことを打破し解決して醤油蔵を守り支えていく姿に感動した。おばあちゃんになって、血の繋がりのない家族の絆にまた感動した。初めて読みましたが素晴らしい大河小説でした。」

「読んでて、時々鼓動が速くなる。うっかり泣いたりもする。表紙と銀花という名前に騙されて、読みふけってよかった一冊。友人にも勧めた。」


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