52ヘルツのクジラたち 町田そのこ(著) 中央公論新社 (2020/4/18)

52ヘルツのクジラとは―他の鯨が聞き取れない高い周波数で鳴く、世界で一頭だけのクジラ。

たくさんの仲間がいるはずなのに何も届かない、何も届けられない。

そのため、世界で一番孤独だと言われています。

自分の人生を家族に搾取されてきた女性・貴瑚と、母に虐待され「ムシ」と呼ばれていた少年。

孤独ゆえ愛を欲し、裏切られてきた彼らが出会い、新たな魂の物語が生まれる…。

「わたしは、あんたの誰にも届かない52ヘルツの声を聴くよ」

自分の人生を家族に搾取されてきた女性・貴瑚と、母に虐待され「ムシ」と呼ばれていた少年。

孤独ゆえ愛を欲し、裏切られてきた彼らが出会う時、新たな魂の物語が生まれる。

注目作家・町田そのこの初長編作品!

「たすけて、と叫んでも、愛してほしい、と訴えても、その声が誰にも届かないこともある。主人公のキコは、実母からの虐待を受けて育った。アンさんは彼女をそのアリ地獄から救い出してくれた無私のヒーローだ。
でもアンさんの抱えていた秘密を、キコは知らないままに彼を傷つけてしまう。後悔しても、取り返しがつかない。
でもキコは、子どもの頃の自分と似た境遇の少年と出会う。彼女はこんどは少年を救うことができるのか?
たくさんのズルくて弱くて嫌な大人が登場するこの小説、一番魅力的な人物は、村中のおばあちゃんに決定!私のヒーローは、彼女です。途中しんどいシーンもありますが、読後感は爽やかです。」

「テレビで紹介されていて、興味を持ちました。読んでいる間は何度も涙。読了しなんだか気持ちが晴れ晴れしました
BOOK・OFFには持ち込まず永久保存版とさせていただきます」

「雨の自宅待機、心のデトックスにおすすめです。家族が家族として機能しなくなっている。そんななか取りこぼされる子供たちの声、52ヘルツの声を拾えるアンテナを持ちたいと思いました。」


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