ひかりの魔女 さっちゃんの巻 山本甲士(著) 双葉社 (2020/10/14)

重ノ木さちは、くすのきクラブというフリースクールに通う小学五年生の女の子。

そのフリースクールに真崎ひかりというおばあちゃんがボランティアとしてやってくる。

週に一度、ひかりおばあちゃんと触れ合ううちに、少しずつさちの日常に変化が……。

10万部を超えるヒット作『ひかりの魔女』の書き下ろし第三弾。

「今回は一巻の終わりの方で出てきた事件から、1人の女の子さっちゃんとひかりさんの交流が始まり、周りの人たちを巻き込んでのワクワクする魔法の数々。夢中になって読みました。
そして読後はほんと幸せになれました。こちらまで魔法をかけられた気分(笑)

誰かの生きる力を引き出せる人になることが年長者の役割だと教えられます。さっちゃんのおじいさんとひかりさんの対比が余計身にしみます。
ひかりさんは、常に誰かに助けてもらっていると思っている人。
間違っても助けてあげているなんて発想はありません。
こんな風に思えたら、人生、キラッキラして見えるだろうな。
若干恩着せがましいおばさんの私は、心を入れ替えようと思った次第です。

自分がいなくなっても誰かが恩送りして優しい関係が続く未来。
そんな社会を残せる人は、年齢を問わず誰でもできると教えてもらいました。老若男女どなたにもおすすめの一冊です。」


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