ほしいものも、会いたい人も、ここにはもうなんにもないの――。
大晦日の夜、ホテルに集まった八十歳過ぎの三人の男女。
彼らは酒を飲んで共に過ごした過去を懐かしみ、そして一緒に命を絶った。
【今月発売の新刊??】#江國香織『ひとりでカラカサさしてゆく』??
ほしいものも、会いたい人も、
ここにはもうなんにもないの――。三人は何故、大晦日の夜に一緒に命を絶ったのか。
残された人たちの日常を描いて、
人生における幾つもの喪失、
幾つもの終焉を浮かび上がらせる傑作長篇。 pic.twitter.com/GgoowrBQRZ— 新潮社出版部文芸 (@Shincho_Bungei) December 23, 2021
三人にいったい何があったのか――。
妻でも、子どもでも、親友でも、理解できないことはある。
唐突な死をきっかけに絡み合う、残された者たちの日常。
人生におけるいくつもの喪失、いくつもの終焉を描き、胸に沁みる長篇小説。
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