滅びの前のシャングリラ 凪良ゆう(著) 中央公論新社 (2020/10/7)

「明日死ねたら楽なのにとずっと夢見ていた。なのに最期の最期になって、もう少し生きてみてもよかったと思っている」

一ヶ月後、小惑星が地球に衝突する。滅亡を前に荒廃していく世界の中で「人生をうまく生きられなかった」四人が、最期の時までをどう過ごすのか――。

圧巻のラストに息を呑む。2020年本屋大賞作家が贈る心震わす傑作。

凪良ゆう

滋賀県生まれ。2006年、「小説花丸」に「恋するエゴイスト」が掲載されデビュー。

以降、各社でBL作品を刊行。17年非BL作品である『神さまのビオトープ』を刊行し高い支持を得る。

20年『流浪の月』で本屋大賞を受賞。本作が受賞後第1作となる。

「一ヶ月後に小惑星が衝突し地球は滅びる。不可避の終わりを宣告された世界で、友樹・信士・静香・Locoの人生を上手く生きられなかった4人の足掻きと最期に見つかる青い鳥が感動的でした。
登場人物の視点が変わるけれど物語が繋がっているのが面白いし、それぞれが抱く幸せの形が尊い。
もし、現実の世界でも同じことが起きたら自分だったらどうするのか、想像しながら読むのも楽しみのひとつですね。
初回限定で付いてくるスピンオフ短編〝イスパハン〟も是非ゲットして読んでもらいたい。
5人目のスピンオフで、愛しさや切なさが凝縮されています。』」


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