かけがえのない人間関係を失い傷ついた者たちが、再び誰かと心を通わせることができるのかを問いかける短編集。
コロナ禍のさなか、婚活アプリで出会った恋人との関係、30歳を前に早世した双子の妹の彼氏との交流を通して、人が人と別れることの哀しみを描く「真夜中のアボカド」。
窪美澄さんの
『 夜に星を放つ 』 #読了五編からなる短編集。
どれも心にやさしく響き渡るお話でした。
個人的には「星の隨に」のお話が強く心に残っています。どんなにつらくても、
生きていればいいことがある。前を向いて生きていこうと思わせてくれる、素敵な作品です。 pic.twitter.com/3ROw1LiND7
— N@書店員 (@Na_books_) May 29, 2022
学校でいじめを受けている女子中学生と亡くなった母親の幽霊との奇妙な同居生活を描く「真珠星スピカ」。
父の再婚相手との微妙な溝を埋められない小学生の寄る辺なさを描く「星の随に」など、人の心の揺らぎが輝きを放つ五編。
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