少年は死になさい…美しく 新堂冬樹(著) 中央公論新社 (2021/8/20) 990円

妊娠中の妻と2歳の娘を少年たちに凌辱の末惨殺された恭介は、犯人の少年たちを切り刻み、それを撮影したDVDを犯人宅に送りつけた。

しかしそれは復讐ではなかった。

妻子の殺され方が美しくないことへの憤りだった。

恭介にとって人間の死体は至福の「芸術品」であるべきなのだ。

23年前、キスした姿の少年と少女の生首写真が被害者宅に届けられる事件があった。

ご丁寧にもその写真には「ファースト・キス」というタイトルまで付けられていた。

事件は迷宮入りし、警視庁の名倉警部は今でもその屈辱を胸に抱いているが、その犯人こそ当時中学生の恭介であった……。

新堂冬樹史上、読者が最も嫌悪する最悪の小説。

「少年たちが恭介の手によって素材として芸術作品に仕上げられていく過程がグロくて面白かった!
身体から咲き乱れる花と噴き出る血の噴水、血のシロップに脳の練乳、鬼畜を誕生させる聖母など人間を素材にしたグロく美しい芸術作品の数々に惚れ惚れ」

「恭介の感性がサイコパス過ぎて神のように映ってしまう。人間が生きたまま芸術へと昇華される窮極の美が垣間見える作品。
また、一般人と恭介の感性の違いにも注目です。」

「暴力!グロ!サイコ!なストーリー。
グロテスクな話ですがグロ系の好きな人にはちょっと表現とか物足りない感じかも?」


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