女とは何か? 人はどうやって女になっていくのか?
岡山の片田舎に生まれた女の子が、性に目覚める。
進学校に進み、京都の有名私立大学に進学。
そこで男たちと次々に「共犯関係」を結んでいくが、同時に性の対象とされることにも息苦しさを感じていた。
そこから逃れるために結婚をするが、それでも女という性から逃れることができず不倫にのめり込む。
結局は離婚してしまい、ボロボロになり……。
女という性をやめられず、女という性から逃れられない「生」の先には何が見えるのか?
太宰治の『人間失格』を下敷きに、「女性が女性であることで覗きこむ深淵」を照らし出す意欲作。
うさぎさんやアンやねこ町を書いている小手鞠さんがこの『女性失格』を書いたなんて、信じられん!という声が聞こえてきます。さもありなん。私は何を書くかよりも「どう書くか」に興味があるのです。テーマもターゲットも私にはほとんど関係がない。「どういう文章を書くか」だけに心を傾けています。 pic.twitter.com/Od4ud55sGf
— 小手鞠るい (@kodemarirui) December 16, 2021
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