女性失格 小手鞠るい (著) 文藝春秋 (2021/12/8) 1,650円

女とは何か? 人はどうやって女になっていくのか?

岡山の片田舎に生まれた女の子が、性に目覚める。

進学校に進み、京都の有名私立大学に進学。

そこで男たちと次々に「共犯関係」を結んでいくが、同時に性の対象とされることにも息苦しさを感じていた。

そこから逃れるために結婚をするが、それでも女という性から逃れることができず不倫にのめり込む。

結局は離婚してしまい、ボロボロになり……。

女という性をやめられず、女という性から逃れられない「生」の先には何が見えるのか?

太宰治の『人間失格』を下敷きに、「女性が女性であることで覗きこむ深淵」を照らし出す意欲作。


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