ゴッホ、ピカソ、フェルメール。
6枚の絵画と人生が交差する傑作短編集。
いつか終わる恋をしていた私。不意の病で人生の選択を迫られた娘。忘れられないあの人の記憶を胸に秘めてきた彼女。
運命に悩みながら美術館を訪れた人々の未来を、一枚の絵が切り開いてくれたーー。
足を運べばいつでも会える常設展は、今日もあなたを待っている。
ピカソ、フェルメール、ラファエロ、ゴッホ、マティス、東山魁夷……実在する6枚の絵画が物語を彩る、極上のアート短編小説集。
女優・上白石萌音さんによる、文庫解説を収録。
【文庫】気になる新刊のご紹介です。原田マハさんの『常設展示室』(新潮社)。 ピカソ、フェルメール、マティス、東山魁夷…実在する絵画が物語を豊かに彩る極上の短編集。読後に近くの美術館を観にゆくのも素敵です??文庫担当の推しは愛知県美術館のクリムトです??アートなミステリー、ぜひどうぞ?? pic.twitter.com/60F2kpPylX
— 丸善 アスナル金山店【2020年12月11日オープン】 (@maruzenkanayama) October 28, 2021
「6人の女性のホッコリとする物語で、絵そのものの描写よりどちらかと言えば主人公の心象に重きを置いた
作品である。そのためか、絵に対する著者の熱量(と言うか読む者の心に迫る圧力)が長編小説に比べ少し
少ない様に感じられ残念だった。いやしかし、第6章 道.La Stradaでは主人公の思いに同調し、こらえていた涙がとうとう滂沱と溢れてしまった。もう文字が読めない。何故こんなにも切なく心を揺さぶる物語に書き上げてしまったのですか。」「何かのインタビューで芦田愛菜ちゃんの押しでした。よく知っている、教科書にも載っているような名画から展開されるストーリーで読みやすかったです。」
「テレビで「泣ける」と紹介された本で、原田マハなら外れはないと思い購入。親が老いることをしみじみ感じさせられる作品。」
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