血糖値が高い状態が続くと血管が傷ついて血流が悪化します。
そして、血管壁の傷んだ部分にコレステロールなどがたまってしまいます。
そうなると、コレステロールがたまって血管が肥大するようになります。
さらに血管が圧縮されて、血管の道が狭くなってつまりやすくなるのです
この状態が高じて、脳梗塞、心筋梗塞になりやすくなるというわけです。
血糖値とコレステロール、一見関係ないように思えますが、実は血管におおいに関係しているということですね。
ここで、コレステロールのおさらいです。
コレステロールと言うと「悪者」のイメージですが、コレステロールは私達の体にとって必要不可欠なものです。
ただその量が多すぎたり、少なすぎてもいけないということですね。
コレステロールが材料となるものを以下に示します。
- 細胞膜(人間の体は60兆個の細胞でできていて、その細胞の表面を覆っているのが細胞膜です)
- 細胞小器官の膜(細胞の中のさらに小さな構造の膜)
- 副腎皮質ホルモンや性ホルモンなどの各種ホルモン
- ビタミンD
- 胆汁酸(胆汁酸は食べ物の脂肪を分解して吸収を助けます)
これを見てみると、コレステロールには重要な役割があるのがわかります。