母親からの小包はなぜこんなにダサいのか 原田ひ香(著) 中央公論新社 (2021/9/17) 1,760円

昭和、平成、令和――時代は変わっても、実家から送られてくる小包の中身は変わらない!?

業者から買った野菜を「実家から」と偽る女性、父が毎年受け取っていた小包の謎、そして、母から届いた最後の荷物――。

実家から届く様々な《想い》を、是非、開封してください。

「荷物の隙間に色々と詰めちゃうのは親の愛情と心配。親子の関係は常に同じ方向を向いているわけではなく苦しい関係もあるけど、その気持ちも含めて両方の気持ちが丁寧に描かれている。読み終えるとちょっと心が温かくなるそんな短編集。小包にはダサくても愛が詰まっている。読み手の年代によって受け取り方は違うだろうが、自分になぞらえて色々と思いだす人も多いのではないか。」

「ウチの場合は誰も離れた街場に出てないし、送料かけてまでモノをあげる、という概念自体に触れた事がない。中元や歳暮は少々質が違う気がするし…。「こっちでも買えるんだからさあ」を一度くらい味わってみたかったかも。が、自分で註文して買うのもなんか違うような。多分おそらくこの先も一生、きっぱりはっきり中身が分かっている注文品しか届かないだろう。彼ら彼女らのノスタルジーを一度くらい味わってみたかった?…かな
心尽くしの包みには何らかの「よかれ」が入っているんだろう。ほっこり感で楽しみました。」


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