黒人音楽史 奇想の宇宙 後藤護 (著) 中央公論新社 (2022/10/20) 2,750円

「静かなやり方で」、新しい歴史を紡ごう

奴隷制時代から南北戦争、公民権運動をへて真の解放をめざす現代まで。

アメリカ黒人の歴史とは、壮絶な差別との闘いであり、その反骨の精神はとりわけ音楽の形で表現されてきた。

しかし黒人音楽といえば、そのリズムやグルーヴが注目された反面、忘れ去られたのは知性・暗号・超絶技巧という真髄である。

今こそ「静かなやり方で」(M・デイヴィス)、新しい歴史を紡ごう。

本書は黒人霊歌からブルース、ジャズ、ファンク、ホラーコア、ヒップホップまで、黒人音楽の精神史をひもとき、驚異と奇想の世界へと読者をいざなう。

古今東西の文献を博捜した筆者がおくる、新たな黒人音楽史。


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