大学教授こそこそ日記 多井学 (著) フォレスト出版 (2023/12/6) 1,430円

ベストセラー日記シリーズ最新刊!

【当年62歳、学生諸君、そろそろ私語はやめてください】

S短大で4年、T国立大で5年、そして現在勤務する KG 大で24年。

33年にわたって大学業界で奮闘する現役教授による、怒りと悲哀と笑いの記録。

もくじ
まえがき――学内の誰にも告げずに…

第1章 大学教授の優雅じゃない日常
某月某日 雨ニモ負ケズ、風邪ニハ勝テズ : 牧歌的時代の終焉
某月某日 長丁場 : 「セクハラ事件」を審議する
某月某日 博士号、お持ちですか? : 取らない教授の言い訳
某月某日 印税ナシ : 「売れない教授」の出版事情
某月某日 大学教授になる方法 : イチかバチか
某月某日 コピペ論文を見破れ! : 大学教員の大事な仕事

第2章 曲がりなりにも「最高学府」
某月某日 自己投資とギャンブル : 大学教授になるまで
某月某日 撤退するなら早いほうが… : 8カ月の銀行員生活
某月某日 足がかり : 専任講師になる
某月某日 給料が安すぎて… : 大学バブルと無縁な世界
某月某日 悲惨な授業 : 学生のレベルに合わせる
某月某日 営業活動、日当500円 : 朝から晩まで高校めぐり
某月某日 学園祭はつらいよ : 弱小短大の哀しみ
某月某日 義務としての慰安旅行 : クタビレルだけの悪夢
某月某日 引率 : 疑惑のホストファミリー
某月某日 戦力外通告 : 理事会が強力なので…
某月某日 「経費削減」の名のもとに : 有無を言わさぬ命令
某月某日 チャレンジと挫折 : 公募に落ち続ける

第3章 大学教授は儲かりますか?
某月某日 夢の年収500万円超 : T国立大への転職
某月某日 天国への階段 : S短大とT国立大の決定的違い
某月某日 「バカヤロー!」 : 議論が白熱しすぎたら
某月某日 変わり者 : 「奥さまとは週に何回くらいですか?」
某月某日 ステップアップ : よりよき職場を求めて
某月某日 大台突破 : さすが、関西有力私大
某月某日 授業ノルマ : 雑談、メイク、ケータイいじり
某月某日 成績評価 : 締切どおりにレポートを提出させる方法
某月某日 母親の懇願 : 無い袖は振れません
某月某日 懇親会 : 「今夜は帰したくない」
某月某日 会議疲れ : 教授会とは何か?

第4章 学生に聞かれたくない話
某月某日 新学部創設 : 結論の出ない会議
某月某日 妥協案 : 他学部の反発を抑える
某月某日 過酷な入試業務 : 神経をすり減らす作業
某月某日 緊張しすぎて… : 面接の涙
某月某日 裏切り : 教授の心、学生知らず
某月某日 儲かる副業、儲からない副業 : そんなに稼げません
某月某日 出世ルート : 人それぞれのキャリアパス
某月某日 社会主義体質 : 昇格してしまえば「こっちのもの」
某月某日 FA宣言 : 同僚が次々去っていく
某月某日 奈落の底へ : 妻の闘病とわが身の不調

あとがき――あと5年半

著者について
多井学(おおい・まなぶ)
1961年、N県生まれ。日米の大学を卒業後、カナダの大学院修士、大手銀行を経て、S短大の専任講師として大学教員生活をスタート。以降、T国立大を経て、現在は関西の私大KG大に勤務する現役教授である。定年まであと5年半、もう何も怖くないが、身バレが少しだけ心配。

「三十代同業者です。
内輪ネタを楽しむようなつもりで気軽に読みながら、時々出てくる奥さんのユーモラスな感じやナイスなツッコミにくすっと笑いながら、自分の奥さんにも似てるなぁなんて思って読んでいました。
「あなた平安時代に生まれてたらイケメンだったかもね」の一言に、自分もよく言われるなぁと思って、気になって著者がどなたかを調べてネットに公開されている近影を拝見させて頂きました。自分によく似てました笑
そんなわけで、性格は私とはぜんぜん違いますが、なんだか親近感をもって読み進めつつ、最終章まで来てまさかの事実を知り、心が締め付けられました。
振り替えるとここまでの著者の語り口なんかにも、いろいろと影響が現れているようにも感じましたし、単なる暴露本ではなく、一人の男性の半生を振り替えるエッセイとして、非常に感動的だなぁと思いました。
著者にはぜひ長生きして頂いて、定年後の元大学教授のエッセイを書いて頂きたいです。保護猫のジジちゃんと、立派に成長されたお子さんたちと、これからも幸せな日々が続くことを祈っています。」

「今年最初の一冊にして最高の一冊になるかもしれません。
笑いあり涙あり。多井先生(仮名)のような深い人間味のある教員に私もなりたいと思いました。」

「大学の現場をリアルに記述しており、読んだ後も思い出してはくすっとしてしまうエピソードも。大学は奥深い組織ですよね。最後の部分では涙が止まらずでした。人間とは何かを考えされる内容でもあります。研究室の本棚に並べて、誰かにそっと手渡したい、そんな素敵な本です。」


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