「7つの習慣」とは、スティーブン・R・コヴィー博士が提唱する成功哲学。
これらの習慣を身に付けることで、人生がより自分らしく、楽しくなるといいます。
そのエッセンスのまんが 仕立ての解説本が2013年の秋に登場してベストセラーに。
バーテンダーを目指す一人の女性、歩が人との出会いを通じて「7つの習慣」を学ぶ成長物語です。
Contents
主体的であること
歩の夢は亡き父のバーの再開。
見習いとして飛び込んだバー「Seven」で懸命に働きます。
しかし、マスターから「君自身がつくりたいお店はないの?」と厳しい指摘が…。
歩は、父の夢を自分の夢にしていたことに気づきます。
私たちも「親が(上司が)言うから」と、他人任せで何かを決めることがありますよね。
そこから卒業して自らの責任で行動することが、ステキ女子への第一歩です!
終わりを思い描くことからスタート
バー「Seven」の常連客、28歳の早起子は中堅企業の経理部員。
仕事も恋愛もパッとしない毎日を過ごしています。
けれどマスターが「迷ったときは店を開いた原点に戻る」と話すのを聞き、自分は子どものころから海外で働くことに憧れていたと夢を再発見。
元気を取り戻します。
人生の終わり(ゴール)を思い描く。
それは何も難しいことでなく、「周囲の人を笑顔にする」といった身近な目標でもOK。
人生で目指すことが明確になれば、自然とブレない生き方ができるようになります。
最優先事項を優先する
若手エリートの三村は時間の無駄が大嫌い。
取引先で思わぬ相談をもちかけられ、商談が予定外に長引いたグチをバー「Seven」のカウンターで話すと、
「時間を度外視した付き合いから信頼が築けるもの」
とたしなめられます。
人生の最優先事項とは、「緊急ではないけれど重要なこと」。
人間関係づくりや自己啓発など、すぐ結果は出ないけれど大切なことを後回しにしていませんか?
リストに書きだして生活に取り入れましょう。
Win-Winの関係
就職のことで親ともめ、酔った勢いで歩にからんできた大学院生の四倉。
売られたケンカを買わず、穏やかに聞き役に徹した歩に、最後は四倉も「僕、すごく失礼なことを言ってましたね」としおらしく帰って行きました。
Win-Winとは「自分も勝ち、相手も勝つ」こと。
相手より有利に立とうとしたり、相手に気に入られるために自分を犠牲にするのではありません。
お互いメリットのある関係性を探ることが、深い信頼関係につながるのです。
このほかにも…
7つの習慣は
- 第5.まず理解に徹し、そして理解される
- 第6.シナジーを創り出す
- 第7.刃を研ぐ
と続きます。
すべての根底に流れるのは、自分が思う人生を送れていないなら、その原因は自分の物の見方や考え方にあるとする「インサイド・アウト」の思想。
つまり、自分が変われば人生が変わるということです。
私たちには、人生を変える力があるのですね。