まつらひ 村山由佳 (著) 文藝春秋 (2022/2/8) 682円

農家に嫁いだ舞桜子は、龍神まつりが近づくと夫と激しく交わる夢を見る。

隠された忌まわしい事実とは――傑作短編集。

村山 由佳
1964年7月東京都生まれ。立教大学文学部卒。会社勤務などを経て、93年『天使の卵―エンジェルス・エッグ』で第6回小説すばる新人賞を受賞。 2003年『星々の舟』で第129回直木賞を受賞。09年『ダブル・ファンタジー』で第22回柴田錬三郎賞、第4回中央公論文芸賞、第16回島清恋愛文学 賞を受賞

「一作目の艶夢のインパクトに短編の連作すべての印象が引っ張られてしまった感があるが
最終話の野馬追ではきちんと清々しく爽やかな読後感で、激しく妖しい祭りの夜から
現実の日常に無事帰還できたような気持ちになる。
雑誌発表年次をわざわざ組みなおして一冊の本にした由佳さんと編集者の気配りと
創作者の意図に感心しながら奥付の最終頁を眺めるのも読者の密かな楽しみではなかろうか」


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