日向を掬う 朝倉宏景 (著) 双葉社 (2021/4/21)

「私、あなたの娘です」

四十歳独身の大守良行の家に、突然中学生の少女・都築日向実が訪ねてきた。

良行は十五年前、かつての恋人・都築街子に頼まれ、精子提供をした事を思い出す。

交通事故でこの世を去った街子の遺言によって、良行は日向実と暮らすことになるが……。

親子とは何か、家族とは何かを問いかける長編家族小説。

著者について
1984年東京都生まれ。東京学芸大学教育学部卒業。会社勤めのかたわら小説を書き続け、その後退職。
2012年『白球アフロ』で第7回小説現代長編新人賞奨励賞を受賞し作家デビューを果たす。
2018年には、フルマラソンに情熱を傾ける視覚障害者の女性と、その伴走者となった若者の青春を描いた長編『風が吹いたり、花が散ったり』で第24回島清恋愛文学賞を受賞。
その他の著書に『野球部ひとり』『つよく結べ、ポニーテール』『僕の母がルーズソックスを』『空洞電車』『あめつちのうた』などがある。


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