キレにくい子どもを育てる。親子のアンガーマネージメント 本田恵子(編集、著)、岩谷由起(著) 講談社 (2021/7/15)

気に入らないことや、自分の思い通りにならないことがあると、些細なことでも攻撃的な言動をする「キレやすい」子どもがいます。

また、そんな子どもの態度にイライラしていると、親まで怒りっぽくなったり、ストレスが溜まったり悪循環が起こります。

「わが子をキレやすい子にしたくない」「キレやすいわが子に困っている」「わが子へのイライラを抑えられない」という親へ向けて、子どもの心に寄り添いながら、親子でできるアンガーマネージメントをイラストや図解を交えながら解説。

正しい声かけや問題解決の方法を学びます。乳幼児期から高校生までの具体的な事例も紹介します。

第1章 なぜ子どもはキレるのか
キレやすい子どもの心理
子どもは親の姿を見本にする

第2章 子どもの発達に合わせた親の関わり方
乳幼児期の発達に伴う親子関係の変化
愛着の発達と親の関わり方
親の愛着の表現タイプ別コミュニケーション方法

第3章 キレた子どもへの対処法
子どもの気持ちを受け止めるコミュニケーション
キレにくくする話の進め方
年齢別 親子のトラブル事例
事例1 幼児期「甘えたいんだけど……」
事例2 小学校低学年「新しい環境へのとまどい」
事例3 小学校中学年「お兄ちゃんはつらいよ」
事例4 小学校高学年「頑張ってきたのは誰のため?」
事例5 中学生「ゲームだから」
事例6 中学生「実行委員、辞めたい」
事例7 高校生「進路希望、特になし」
事例8 高校生「いろいろあるの!」
事例9 発達障害のある幼稚園児「ぼくが一番前!」
事例10 発達障害のある中学生「整理整頓できない」
事例11 非行傾向のある高校生「ちょっと借りた」

著者について
岩谷 由起
早稲田大学教育・総合科学学術院、千葉工業大学教育センター非常勤講師。スクールカウンセラー。小学校の教職に就いた後、早稲田大学大学院にて学校心理学を専攻。主に、多世代交流をはじめとする異年齢の交流を通した子どもの社会性向上プログラムの開発・実践などを行う。現在は乳幼児から高校生までの子どもたちの発達相談をはじめとした保育士や教員、保護者への教育コンサルテーションを実施している。公認心理師。学校心理士。特別支援教育士。

本田 恵子
早稲田大学教育学部教授。アンガーマネージメント研究会代表。中学・高校の教職に就いた後、アメリカでカウンセリング心理学博士号を取得。不登校やいじめ、非行などの問題を包括的に捉え、学校、家庭、地域と連携しながら、スクールカウンセリングや支援プログラムの開発・実践などを行っている。アンガーマネージメント研修の講師も務め、子どものためのソーシャルスキル・トレーニングの教材や、アンガーマネージメントプログラムを研究開発している。公認心理師。臨床心理士。学校心理士。特別支援教育士SV 。


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