最適脳 6つの脳内物質で人生を変える デヴィッド・JP・フィリップス (著), 久山葉子 (翻訳) 新潮社 (2024/4/17) 1,210円

『スマホ脳』『メンタル脳』に続く世界的ベストセラー、上陸!

「プレゼン恐怖」も「豆腐メンタル」も「恋愛下手」も解消する方法とは?

うつや不安障害とまではいかなくとも、「人前が苦手」「やる気が出ない」「人とのコミュニケーションに尻込みしてしまう」といった理由で自分を責めたりメンタルが落ちたりしていませんか?

原因は脳にある――ドーパミンなど脳内物質のバランスを整えれば問題解決の糸口になる!と説いた本書が世界で熱い注目を浴びています。

本書はシリーズ累計110万部超『スマホ脳』に続くスウェーデン発の世界的ベストセラーです。

人口1000万人のスウェーデンで7万5000部を突破、31の国と地域で出版社が争うように版権を獲得、各国で発売されるやベストセラー・リスト入りを果たしました。

著者はTEDトークで名を馳せたコミュニケーションの専門家で、全動画の総再生回数は1億超え、グーグルをはじめマイクロソフト、デル、オラクル、HPなど名だたるフォーチュン500企業で講義やコーチングを行う世界的講師(レクチャラー)です。

現在、世界では2億8000万人が不安障害を抱え、2億8000万人がうつに苦しんでいるといいます(WHO[世界保健機関]の試算による)。

「世界で最も不安遺伝子を持つ」と言われる日本人も例外ではありません。

生涯で10人に1人が不安障害を経験すると言われ、うつの人は2020年時点で17.3%に達しています。

これだけ社会が豊かになったのに、なぜ私たちは苦しまなければならないのか――。

グローバルな活躍を続けながらも、19年間にわたって深刻なうつに苦しんだ著者が最新研究から辿り着いたのは「脳内物質のバランスが崩れているから」。

ではそのバランスを整えればどうなるか?

落ち込んだ時、不安に陥った時、自信を失ったりやる気が出なくなった時も、自分で自分を癒し、問題を解決できるのでは?

実際、本書が取り上げているのはその実践例であり、その方法こそが本書が世界的注目を浴びる理由です。

数万人もの受講者とともに著者が作り上げてきたメソッドを元に、ドーパミン、オキシトシン、セロトニン、コルチゾール、エンドルフィン、テストステロンの6つの脳内物質の働きと作り出し方を解説、それぞれの組み合わせがどんな効果を及ぼすのか、脳科学の知見を元に伝授します。

「著者より」
本書では私自身の経験、それにこれまで世界中で私のセルフリーダーシップのコーチングを受けた何万人という受講者から学んだこと、そしてこの成長の旅の基礎になった研究結果を紹介していきたい。この本のテクニックとツールを毎日練習して使えば、6カ月以内に昔知っていたはずの自分、あるいは未知の自分や世界を体験できることを約束したい。
このあとも何度も「セルフリーダーシップ」という言葉を使うが、何事も根本はセルフリーダーシップに尽きる。それは自分自身を導いていくこと、自分の感情や状態を必要に応じて選ぶことだ。例えば確固とした意志がなければいけない重要なミーティングなら、会議室に入る時にどれだけ自分に自信があるかで結果が大きく変わってしまう。それをこの本で取り上げる6種類の脳内物質に置き換えると、ミーティングの前にテストステロンとドーパミンを上げられるかどうかが結果を左右することになる。
セルフリーダーシップとリーダーシップの何が違うのかがわからない人もいるかもしれない。強力なセルフリーダーシップを持つ人に会ったことがあるだろうか。どんな状況においても最高の自分でいられる人、あなたや周りの人、そして自分のためにそうあることを選べる人だ。自分のことをしっかり認識していて、どのグループにおいても自然にリーダーになり、ついていきたいからついていこうと思えるような人だ。
――デヴィッド・JP・フィリップス

[著者]デヴィッド・JP・フィリップス(David JP Phillips)
1976年生まれ。コミュニケーションを専門とする世界的講師。英国人の父とスウェーデン人の母の間にスウェーデンで生まれる。19年間、深刻なうつに悩まされる一方、プレゼンスキル研修企業を起業・運営、世界的評価を得る。本書は31の国と地域に翻訳権が売れている。

[訳者]久山葉子(くやま・ようこ)
1975年兵庫県生まれ。翻訳家。エッセイスト。神戸女学院大学文学部英文学科卒。スウェーデン大使館商務部勤務を経てスウェーデン在住。著書に『スウェーデンの保育園に待機児童はいない』、訳書に『スマホ脳』『こどもサピエンス史』『メッセージ――トーベ・ヤンソン自選短篇集』等。


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