東北の寂れた街に、一ヶ月、欠かさずお参りすると、30日目の夜、この世のものとは思えない快楽のなかで死を迎えることができる神社があるという。
それを体験した男の日記がネットで拡散し、その神社は話題に。
死にたい人たちが、その街に集まり、街は活気を取り戻すが……。
新鋭による連作短編集。
死神を祀る/大石大
そんな神社があった時、私ならどんな選択をするのだろうかと考えさせられるお話。読了した後に書影を見るとなんか良かった(笑 そんなに長くない短編集なのでスラスラ読めました???#読了 pic.twitter.com/o8lXMKMzNG— くじら*読書垢?? (@PokaPokaHaru7) May 21, 2022
著者について
1984年秋田県生まれ。法政大学社会学部卒業。
19年、『シャガクに訊け! 』で第22回ボイルドエッグ新人賞を受賞。同作で単行本デビューした。
近著に『いつものBarで、失恋の謎解きを』(双葉社)がある。
「その神社に30日間祈りを捧げると、死神が極上の死を与えてくれる。謎めいた神社がある東北のとある街を舞台に、老若男女、様々な人達の思惑が交錯する連作短編集。死神神社が存在する。特殊な状況下で描かれる人々の濃密な生き様に胸打たれた。」
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