宿命と真実の炎   貫井徳郎(著)   幻冬舎 (2020/10/7)

幼き日に、警察に運命を狂わされた誠也とレイ。

大人になった二人は、彼らへの復讐を始める。

警察官の連続死に翻弄される捜査本部の女性刑事・高城理那は、かつて〝名探偵〟と呼ばれた元刑事の存在を気にしていた。

彼だったらどう推理するのか――。

人生を懸けた復讐劇がたどりつく無慈悲な結末。最後の1ページまで目が離せない大傑作ミステリ。

「「後悔と真実の色」の続編と思って読んでみました。正直、前作は、トホホ感が半端なく、また、主人公だった西條のキャラがわかりにくかったのですが、この作品を読めば、彼の生い立ちなど、ハッキリするので、おススメです。ネタバレしてはいけないので、
詳細は記載しませんが、前作同様、登場人物は同じ。ただ、女性警官が犯人に迫るストーリーです。この作品は、とてつもなく、面白かったです!ラスト一頁まで、大どんでん返しを食らってしまいます。犯人の動機、ここが何とも驚く見事さです。途中まで、犯人達に逃げ切って欲しいと思わせますが、さて、ラスト、鮮やかに2人の犯人に対して感情に大きな驚愕と揺さぶりをかけてくる結末!この作品の真実は、一筋縄ではいかない!本当にお見事です!」

「コンテンツが盛りだくさんで結構なボリュームがある。読み進めるうちに読書スピードは加速していく。
この小説に主役は犯罪者側にも警察側にもたくさんいている。真実は最後の最後1行まで分からない。
視点がたくさんあって、複雑に絡み合うストーリー。でも、ストーリーは理路整然としているので読みやすい。
宿命は主役の面々それぞれが担っている。奇想天外な仰天する切り返しが待っている。悲しみの連鎖を描いている。
読み応えがあり、サスペンスとミステリーを存分に楽しめる。」

「後悔と真実の色の続編。どっちも買ってから時間がなくてしばらく放置してたけど、読み始めたら止まらなくなった。
どの登場人物もとても個性的でキャラが確立していて魅力的。1作目は途中で先が読めてしまう部分もあったが、こちらは最後の最後までびっくりする部分が隠されていた。
読み終わってすぐ、また続編が読みたくなった。貫井さんの作品の中でも飛び抜けて良かったと思う。」


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