本作は「バディもの」であり、「文字に魅せられる者」、「才能を有する者の葛藤」などが描かれ、三浦しをんさんの真骨頂にして王道、新たな傑作の誕生です。
2022年11月、朗読の配信がスタートすると、文芸、人文、自己啓発などのオーディブルのオールジャンルでランキング1位を獲得、「笑って泣いた」「心が共鳴した」「最高!」「小説をあまり読まない自分でも引き込まれた」「映像化希望」と早くも大好評、感動の声があがっています。
本作は新潮社(書籍)とAmazonのオーディブル(朗読)の共同企画で、全篇の朗読が先行して配信された後、書籍が刊行される、というものです。
数多くの作品が映画化、アニメ化、舞台化されている三浦しをんさんがこの共同企画のために書下ろした長篇小説となります。
「波」6月号出来。
表紙は『墨のゆらめき』を上梓する三浦しをんさん!
「タモリ?楽部」の放送作家だった高橋洋二さんの回顧録、かつてなく読みやすい「四畳半襖の下張」、筒井康隆さんの煙草随筆等々、内容は目次をご覧下さい。
編輯後記は「スラダン」、宮本武蔵、八千草薫さんなどについてです。 pic.twitter.com/fGWyx6sx1F— 新潮社出版部文芸 (@Shincho_Bungei) May 26, 2023
「AmazonのAudible専用の書き下ろし作品。三浦しをんは、ストーリーテイラーである。テーマは、男の友情だと思う。いまどき、男の友情なんてと思うが、聞きながら、その展開の巧みさに、感心する。
絶滅危惧種の書道家に将来はあるのだろうか。そこに居候しているカネコ氏が、ひょうきんである。
三浦しをんの目指している領域は、消え去ろうとする日本の良き文化を語り続けることなのだ。」
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