海上自衛隊の「哨戒艦」12隻建造へ、戦力増強を急ぐ事情
目次
中国艦船の示威活動に備える
防衛装備庁は海上自衛隊が使う「哨戒艦」を建造する企業の募集を始めました。
哨戒艦は基準排水量1900トン、全長90メートルの大きさを予定し、合計12隻の建造が見込まれています。
尖閣諸島など南西諸島周辺で中国艦船の示威活動が激しさを増しており、海自と海上保安庁の警戒艦の隻数では対応が難しくなっている実情を踏まえたもの。
1番艦は2026年度に就役する見込みです。
大邱級フリゲート、海自の哨戒艦にちょうどいいかなと思ったけど予想より遥かにでかかったｗ もがみ型より一回り小さいぐらいなのね
— 麻陳豆腐 (@WT250E) November 9, 2021
省人化を実現
哨戒艦の基本設計費用は22年度の概算要求で4億円を予定しています。
運用構想や納入時期、性能、搭載装備品を満足する企画提案書を22年3月まで受け付け、5月ごろに随意契約企業を決める予定です。
日本近海で長期間、行動するため、航続力や居住性が要求されます。
人員不足の状況も踏まえ、船体は従来比半分の省人化を実現している「もがみ型護衛艦」の技術やノウハウを応用し、数十人規模で操作できるようにする見通し。
海上保安庁の巡視船との連携するためにレーダーやソナー、無線通信の高い能力に加え、不審船監視追跡用の無人機を搭載する予定です。
見張りを24時間している最新鋭護衛艦ですら衝突するんだから、新型無人哨戒艦なんて数ヶ月で衝突するわ
— 理婁 (@ReRu_military) November 7, 2021
中国との軍事力格差を抑える
海上自衛隊では最近「たいげい」に続くリチウムイオン電池搭載潜水艦「はくげい」が進水したほか、4900トン型油槽船「YOT―01」も新来島波止浜どっく（愛媛県今治市）で進水式を行いました。
中国との軍事力格差が開くのを抑えるため、戦力の増強を急いでいます。
ネットの声
「中国空軍は台湾の防空識別圏に繰り返し侵入し、海警は尖閣諸島に居座り続けている。更に数週間前には、中露艦隊が威圧的に日本周辺を航行したばかりでもある。日本の防衛力の増強は待ったなしの状況と言えるだろう。日本も敵基地攻撃能力や核武装をも検討する必要がある。軍事力のバランスこそが最大の抑止力になると思います。」
「早く津軽海峡と大隈海峡の領海化と、敵基地攻撃能力の保有と、尖閣諸島の防衛基地の建設を！
そういうと日本の軍事化に反対、て言われるけど、常識的に考えて日本が外国に戦争をしかける事なんてしないでしょ。全ては日本や同盟国を守る為の物だ。しかし中国はどうだろう？堂々と他国に侵略する事を宣言している。そんな国に対抗するのに攻撃力0のままで大丈夫なのだろうか」
「朗報です。尖閣は施政権さえがっちりと維持し、中国とは是々非々の関係を保ち、米国とは異なるスタンスで中間に位置する、双方にとって重要な国であり続ける事が最も大切です。現在の国力ではそれが最良の道です。敵国条項に触れない可能な限り最大限の防衛力強化をし、自衛隊員の数を少子化に逆行して大幅に増やして、経済ではGDPで中国を抜くように努力し、まさに国力倍増計画です。その末には、堂々と尖閣に建造物を建てましょう。」
