映画『ショーシャンクの空に』が名作に選ばれるワケ
『ショーシャンクの空に』は、1994年に公開されたアメリカ・ポートランドを舞台にしたヒューマンドラマです。
観たことはなくても題名を聞いたことはある人は多いと思います。
日本でも何度も舞台化もされています。
アカデミー賞やゴールデン・グローブ賞にノミネートされた不朽の名作です。
目次
不運の始まり
大手銀行のエリート銀行員だったアンディ(ティム・ロビンス)が、妻とその愛人を殺した容疑にかけられることからストーリーが始まります。
不運にも無実の罪で終身刑としてショーシャンク刑務所に収容されることに。
そこは、日常のように「不正と殺人」が繰り返される劣悪な刑務所だったのです。
そんな絶望的な環境の中でもアンディは趣味を楽しみ希望を捨てないように生活をします。刑務所の中の調達屋であるレッド(モーガン・フリーマン)はそんなアンディを気に入り、次第に心を通わせるようになります。
選択肢は2つだけ。
必死に生きるか、必死に死ぬか。
(ショーシャンクの空に) pic.twitter.com/hXAJH6crPa— 洋画台詞&シーンbot (@yougaserifu_bot) October 20, 2021
常にチャンスを掴む準備ができている
アンディは前職が銀行員だったことから、刑務主任の遺産相続の問題を解決することを命懸けで提案。
その報酬として仲間達にビールを飲ませて欲しいと訴えます。
自分はお酒を飲まずに仲間達がビールを飲む姿を見守るシーンは、アンディの人柄が感じられます。
その後は、所長に気に入られ裏金などの処理を行い不正に協力することで徐々に信頼を得ていきます。
希望の光を自分の中で絶やさない
どんなに無罪を主張しても終身刑という絶望的な罪を背負って生きていくのは出口のない地獄のような生活だと思います。
しかし、アンディの常に希望を捨てずに、自分の得意を武器にして人生を好転させ、周りにも希望を与える姿はかっこいいです。
アンディの「音楽と希望は誰にも奪えない」という言葉が特に印象的で、これは私たちの日常生活にも当てはめることができます。
どんな苦境でも希望を胸に具体的な行動を起こし黙々と抜かりなく計画を立て、前だけを向いているアンディに「生きる強さ」と「勇気」をもらえます。
刑務所という暗いテーマですが最後は爽快感で観終わることができる名作映画です。
【公開】
1994年
【キャスト・スタッフ】
監督:フランク・ダラボン
脚本:フランク・ダラボン
出演:ティム・ロビンス
モーガン・フリーマン