
日本のロケット発射拠点は、列島南方に位置する種子島に置かれています。
なぜ種子島なのでしょうか。
目次
赤道に近いほうが打ち上げに有利
地球上には、質量を持つ物質・エネルギーなどが互いに引き合う引力と、地球の自転によって発生する遠心力が働いています。
これらを合わせたものが、地球の中心に向かって引っ張られる「重力」となるのです。
重力は地球の各所で少しずつ異なり、遠心力が少ない南極や北極に比べ、遠心力が大きい赤道付近ではより小さくなります。
つまり、赤道付近からロケットを打ち上げたほうが上昇しやすいということです。
11時20分、内之浦宇宙空間観測所からJAXAの小型観測ロケットが打ち上げられました??
満月の夜空へ消えゆく様子に感動??
(種子島 西之表から撮影) pic.twitter.com/VtETFo6xig— ASUPARA (@asuparider) August 11, 2022
種子島が最適地
また、通信や気象衛星の多くは、ロケットを使い、赤道上空約3万6000キロの高さを西から東へ回る静止軌道に向けて打ち上げられます。
赤道の真下からロケットを発射すれば、上に真っすぐ飛ばすだけなので制御に手間はかからないのですが、地球は球体なので、赤道から離れた場所から打ち上げる場合、静止軌道に乗せるために多くのエネルギーが必要となります。
こうした理由から、北半球にある日本の宇宙基地はより赤道に近い「南」に位置する種子島に置かれているわけです。
8年前,2014年に種子島でロケット撮ってたときの装備が出てきた。
左から35mmF2,24-205mmF4,70-200mmF2.8,300mmF4,600mmF8ミラー,そしてキチガイ800mmF4,ニュートン式天体望遠鏡。
当時から写真6台コンデジ動画1台,7台も回してたか…w
相変わらずなかなか気が狂ってる。
それにしても8年前か… pic.twitter.com/5PN1FeiWLi— 南風崎ましつ(キュアしるふぃー) (@Astro_Sylphy) August 16, 2022
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種子島南種子町 ロケットの丘に到着。
大型ロケット発射場を発見!??
大型ロケット組立棟も発見!?? pic.twitter.com/2ariBdwc7t— ASUPARA (@asuparider) August 12, 2022
ネットの声
「もりだくさんの雑学が、どれも簡潔で、短くまとめられているのがイイ! 移動時間の合間合間に、ちょびっと読むのに最適。誰かと話をするとき、ちょっとした取っかかりになるネタが満載なので結構つかえます。」
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