これは注目!!
二輪用ドラレコがトランセンドから発売。
スマホで記録動画も視られる。
カー用品のなかでとにかく売れているのがドライブレコーダー。
今年度はトータルで600万台の出荷も見込まれるほど好調です。
その一方、ドラレコの市場は基本四輪となっており、二輪(バイクや自転車)に乗っている人向けのドラレコはこれまでクローズアップされたことはありませんでした。
目次
そういえば、二輪車用のドラレコってあまり聞かない
今回の二輪車用ドラレコはメモリーカードやSSD、そしてHDDなどの世界的メーカーである台湾の「トランセンド」製の「DrivePro20」という商品。
これをサスペンションのトップブランドである「BILSTEIN(ビルシュタイン)」やシステムキャリアの「THULE(スーリー)」などを扱っている阿部商会が販売を行います。
前述したように四輪車のドラレコは国産だけじゃなく、アジア圏などからも低価格商品が輸入、販売されているのですが、二輪車に関しては圧倒的に商品数が少ないのです。
もちろん分母となる車両台数からも市場規模は少ないわけですが、それでも同じ公道を走る以上、二輪車にもドラレコを装着したほうがメリットは大きいことは言うまでもないでしょう。
DrivePro20で夜の国道を
角度がおかしいのは自分の貼り付けセンスが悪いから。
ドライブレコーダーとしては良好
アクションカメラとしてみると…
あくまでドライブレコーダーです。マウントはオス側はほぼgopro互換
メス側は中央の突起が干渉します30mmライトマウントに取り付けも出来ました。 pic.twitter.com/ddGfUsv165
— 天色遊@ (@tennziki1) December 12, 2021
コンパクトなボディに最新技術を集約
四輪車とは違い、二輪車の場合は取り付けスペースなども制約を受けますが、「DrivePro20」は非常にコンパクトなボディが特徴です。
本体サイズは全長90.2mm×直径30mmの円筒形でカメラ重量は74gと軽量。
実際ヘルメットへの装着を可能にする粘着パッド付きのマウンター(専用ホルダー)の重量は20gなのでトータルで100g以下、つまりスマホよりかなり軽いことになります。
車体に取り付けるスペースがないため、ヘルメットへ装着する仕様です。
「DrivePro20」はヘルメットに装着することを前提としていますが、円筒形にすることで空力的にも有利になります。
それはこれまで二輪車に装着できるのはアクションカメラと呼ばれる類いの商品が多かったからです。
アクションカメラはその名のとおり、カメラをギュッとコンパクトにした形状が特徴。
実際,取り付けキットも数多く販売されていますが、走行速度が上がって空気抵抗が増えると脱落の心配があります。
もちろん、「DrivePro20」も絶対脱落しないという保証はないのですが、円筒形にすることで比較的スムーズに空気を後方に流せる形状になっているのです。
走行時の風をもろに受けることを考慮し、円筒形にすることで空気抵抗を少なくしようとしています。
また対候性や耐衝撃性もクリアしていることで実用性は充分。
実売価格は2万円前後です。
また、基本屋外での使用を想定していることからも耐候性などは充分考えられており、ホコリや水などの浸入に対しても国際規格であるIEC 60529(日本でいえばJIS C 0920)相当において、IP68に対応する試験を行っています。
また、万が一の落下に際しても米軍の落下試験規格相当の耐衝撃性を確認しています。
動作環境温度もマイナス10℃~60℃とのこと。
注文したものが届いた
RS660へのEDR-21取り付けはしばらく放置
発想を変えて、乗り手の方にドライブレコーダーを取り付けることに金属筐体でつくりもしっかりしているので、満足感高い
より一層の安全運転を心がけよう#ドライブレコーダー#Transcend#DrivePro20#rs660#aprilia pic.twitter.com/MD55C4s7Os
— しまま (@shimashima_twit) November 17, 2021
今やドラレコの必需機能もしっかり搭載
コンパクトなボディを持つ「DrivePro20」ですが、ドラレコの基本機能としては対角140°、レンズの明るさはF/2.8、解像度はもちろんフルHDで1080Pを確保しています。
フレームレートも60/30fpsの2種類、動画フォーマットもMP4(H264)形式を採用。
そして何よりも現在のドラレコのトレンドともいえるソニー製のイメージセンサーである「STARVIS(スタービス)」を搭載することで夜間(暗所)での撮影にも強くなっています。
また明暗差が発生するトンネルなどの出入り口でもWDR機能により白飛びや黒つぶれも起こりにくい特徴も。
気になる録画画質ですが、フルHDで1080Pを確保しています。
またソニーのイメージセンサー「スタービス」を搭載により、夜やトンネルの出入り口でも色飛びは起きにくいので安心です。
また、本体にバッテリーを搭載することでカタログ値としては最大2.5時間の録画が可能。充電は付属のUSB Type-Aケーブルで行うことができます。
Wi-Fi機能が利用用途を拡大させる
このほか、「DrivePro20」にはGセンサーにより衝撃を感知すると録画中のファイルへの上書きを禁止する機能や5分間の停止状態が続いた際には電力商品を抑える「パワーセーブモード」も搭載します。
しかし、なんといっても「DrivePro20」最大の魅力は本体にWi-Fi機能を搭載している点。
コンパクトなボディと二輪車用なので本体には四輪車用ドラレコにある液晶モニターは当然付いていません。
車載型だとモニター一体型のものも多いのですが、2輪用はそうはいきません。
そのためWi-Fiに接続することで、スマホでの映像確認やダウンロードも可能としたのです。
録画された動画は本体からSDメモリーカードを出し、無料の専用ソフト「DrivePro Toolbox」(WindowsだけでなくMacにも対応している)で再生や編集、走行経路のマップ表示も可能です。
しかし、それ自体が面倒なケースもあるでしょう。
そこで用意されたのがスマホ向けの専用アプリ「DrivePro」。
このアプリもandroidとiOS両方に対応していますが、Wi-Fi接続することで記録中の映像確認はもちろん、スマホに記録データをダウンロードして閲覧ができます。
例えばツーリング時、途中休憩の際にここまでの道のりを確認できることはもちろん、万が一の事故の際にもメモリーカードを本体から抜くことなく警察や保険会社などへ連絡したり、バックアップとしても使えたりなどWi-Fi連携によるメリットは大きいはずです。
二輪車ならではの映像は面白いし、役立つ
「DrivePro20」はヘルメットに装着することを想定して開発されていることはここまでも触れていますが、四輪車用のドラレコがカメラを固定するのに対し、ヘルメットに装着することで動きの多い面白い映像を記録できるようになります。
基本、視点移動に合わせてカメラも動くことで最近ではYouTuberのなかにもツーリング動画としてこの方法を用いているケースも少なくありません。
いわゆる「ツーリング実況」でもライブ感が出るし、また実用面でも側面からの追い抜きなどに対し、少しだけミラーや側面を見るだけでもその映像が記録できるメリットもあるのです。
デザイン的にはやや目立つが、実用性としては申し分ありません。
またライダー目線での画像が取れるという事もあり、臨場感あふれる走行シーンの撮影も可能です。
これからの進化にも期待大といっていいでしょう。
ちなみに本体には32GBのmicroSDカードが付属しているのですが(もちろんトランセンド製)、本体は256GBまで対応しているのでデータの読み書きの回数を減らす意味でも最低でも64GBを購入することをオススメします。
安全面を考慮することは常識ですが、使い方によってはさらに面白い映像が撮れる点も「DrivePro20」の魅力と言えるはずです。
ネットの声
「円筒形だから自転車ライト用マウント使えば車体にも取り付け出来そうだ。問題は落ちた時どうやって探すの?事故でサイコン数メーター飛んでいったことあるんだけどアプリで探せるのか?」
「ドライブレコーダーというなら常時給電ループ録画は必須。2時間半しか使えないのでは、ツーリングでは役に立たず、せいぜい通勤通学くらいしか使えない。」
「バイクは煽り運転の被害に遭いやすいから前後同時に録画できたら良かったのだが。」
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