カフェインで眠れなくなるコーヒーが睡眠に良い影響を与える!?

コーヒーが睡眠に良い影響を与える!?

最新の研究で明らかになったコーヒーが睡眠の与える効果とは。

「コーヒーを飲むと夜眠れなくなる」というのは、多くの人にとって常識ですよね。

ところが、コーヒーは睡眠に良い影響をもたらす可能性があることが、最近の研究によってわかってきたのです。

これはいったいどういうことなのでしょうか。

コーヒーが睡眠にもたらす効果についてご紹介します。

コーヒーの摂取量と睡眠時間に関係はない

コーヒーにはカフェインが含まれており、寝る前のコーヒーは睡眠に悪影響を及ぼすとされています。

ところが名古屋市立大学の研究により、コーヒーの摂取量と毎日の睡眠時間に関連性がないことが明らかとなったのです。

同研究では、1万人以上の日本人を対象に、睡眠時間とアルコール・コーヒーの摂取量などを調査しました。

その結果、アルコールの摂取量は睡眠時間に影響を及ぼしていましたが、コーヒーの摂取量は睡眠時間に影響を及ぼしているといえなかったそう。

これはそれぞれの遺伝子によりカフェインの代謝率が異なるため、多くの人が無意識に、睡眠時間に影響を及ぼさない摂取量を心がけていると考察できるそう。

つまり、「寝る前にコーヒーを飲んだら眠れない」という認識は人による。ということになりますね。

コーヒーが睡眠にもたらす良い影響とは

コーヒーは眠れなくなるどころか、カフェインに強い人にとっては睡眠に良い影響をもたらす可能性があります。

では具体的に、どのような効果が期待できるのでしょうか。

なおご紹介する効果の中には、カフェインレスコーヒーでも得られるものがあります。

カフェインが心配な方は、カフェインレスコーヒーで試してみてくださいね。

血流が促される
コーヒーには血流を促す効果があるとされています。血流が良くなると代謝も良くなり、疲労回復に有効だと考えられます。

また体内の熱を放出する効果もあるので、質の高い睡眠を得られるかもしれません。

リラックス効果がある
コーヒーの香りを嗅ぐと、なんとなくリラックスした気持ちになりませんか?

これはコーヒーに含まれる、香り成分の「ピラジン」による効果なのだそうです。

リラックスできると、ぐっすりと眠ることができそうですね。

またこのピラジンにも、血流を促す効果があるそうです。

ピラジンは、カフェインレスコーヒーにも含まれています。

寝付きが良くなる
コーヒーに含まれるポリフェノールの一種、クロロゲン酸類には寝付きを良くする効果があることが、最新の研究により明らかになったそうです。

このクロロゲン酸類は、カフェインレスコーヒーにも含まれています。

疲労緩和
カフェインには、疲労回復効果があるとされています。

これはカフェインによりドーパミンが活性化されるためです。

疲れた時には寝る前にコーヒーを飲むと、翌朝疲れがスッキリ取れているかもしれませんね。

コーヒーの飲み方
寝る前のコーヒーは飲み方を間違えると、睡眠に悪影響を及ぼすこともあります。

飲むタイミングや量などに注意することが大切です。

寝る前のコーヒーは、ミルク入りかカフェインレスコーヒーがおすすめです。

カフェイン入りの場合、コーヒーの量は100ml以下に抑えましょう。飲むタイミングは寝る30分前がおすすめです。

お昼寝に効果あり
カフェインにあまり強くないという人は、それを逆手に取ってお昼寝に活用しましょう。

ランチの後、どうにもならないほどの睡魔に襲われることがあります。

そのようなときは眠気を我慢せず、濃いめのブラックコーヒーを飲んでから軽くお昼寝をしてみてください。

20分後くらいにカフェインが効果を発揮し、スッキリと目覚めることができますよ。

短いお昼寝は、パフォーマンスアップや疲労回復などにつながるとされています。

コーヒーで睡眠の質をアップさせよう

コーヒーには実は睡眠に有効な成分も含まれています。

摂取量などに気をつけると、睡眠に役立つ可能性があります。

ただしカフェインに弱い人は、ノンカフェインのコーヒーにするなど注意が必要です。

ぜひコーヒーを睡眠の質アップのために上手に利用してみてください。



おすすめの記事