AIの壁 人間の知性を問いなおす 養老孟司(著) PHP研究所 (2020/9/29)

人工知能が持ちえない「真の知性」とは何か。羽生善治・新井紀子・井上智洋・岡本裕一朗らとの対話から探る「AIの先」

人工知能(AI)技術の飛躍的発展により、近年「AIが人間の知能を超える」と喧伝されるようになった。

しかし、そもそもAIとは何なのか、AIと人間の知性の違いはどこにあるのか―解剖学者養老孟司が、4名の知性と語り合う。

AIの発展がめざましい棋界に身を置く棋士・羽生善治、

経済学者でありAI技術にも精通する井上智洋、

著書でテクノロジーと人間のあり方を考察してきた哲学者・岡本裕一朗、

人工頭脳プロジェクト「ロボットは東大に入れるか。」を進めてきた数学者・新井紀子。

AIの限界と日本の未来を語り合う、知的興奮に溢れる4つの議論。

「壁界の重鎮養老孟司先生が、将棋・経済・哲学・数学界の叡智とAIについて語り合います。第2章「なんとなく人間っぽく動く」(P98)のがどうやらAIの正体のようです。第4章「わからないことがあっちゃいけない」(P200)という思考に陥っている人には理解し難いかもしれません。第1章「局所の視点に陥って、全体のバランスを取る人が誰もいない」(P40)という指摘が、現代社会の核心を突いています。終始一貫しているのは第1章「人のおおもとに立ち返れ」(P35)であり、第3章「AIから人間を哲学する」が問われるわけです。」


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