誰があなたを護るのか 青山繁晴(著) 扶桑社 (2021/6/18)

「次の天皇陛下がいなくなる? 」
「愛子さまが即位されればいい? 」
「初の女系天皇でもいいって言う政治家がいるよ? 」

何も知らせず、教えず勝手に決めるのは、ちょっと待って。

ストップをかけた女子高生、永峯あかりが旅する壮大な歴史探究。日本の根っこに出逢えたか? 結論は出たか?

「私心を捨て、ひとのために生きる」。

その誠に普遍的な理念を体現される生き方のまま、126代にわたって続いている、それが日本の天皇陛下だ。

しかし小泉内閣の有識者会議で「女性天皇のみならず、女系天皇も容認する」という意見がまとめられている。

日本国民は誰ひとり、義務教育で「女性天皇と女系天皇はどう違うか」を教わったことがない。

母系の皇位継承を行うと、天皇家ではない天皇陛下が即位されることになる。

たとえば皇族の女子が中国人とご成婚されて、その御子の即位を認めるのなら、この中国人の家系の天皇陛下の誕生である。

それを日本国民は正確に理解していない。

世界がうらやむ日本の至宝を護るために、我々の理解しておかねばならないことを、作家である国会議員と国民的マンガ家のコラボが紡ぎ出すストーリーで、懇切丁寧に説いていく。

「皇位継承問題の要点はずばり、その「正統性」があるかどうかに尽きると思います。それが126代も続いているという事実はやはり尊重すべき以外はないと思います。この本はとても分かりやすく、また丁寧に書かれています。当たり前のことを粛々と、といった感じです。でもそれが意外と大事なことで、昨今、そうでない意見が跋扈してることに警鐘を鳴らすというのがこの本の趣旨だと思います。この問題は、人により様々に論じられていますが私は基本、著者と同意見です。
また日頃、新聞に目を通す人ならだれでも経験はあるかと思いますが、見たくなくても、自然と週刊誌の広告見出しが目に入ります。そこでは皇族の(またはそれにまつわる)方を(反論されないのを承知の上で)勝手気ままに取り上げ、自身の収入源としています。毎度不快な思いがします。中にはその記事があたかも本当だと認識している人もいるでしょう・・・今後こういった本が広く読まれることを期待したいです。」

「日本が他のアジア諸国と異なり、西洋白人諸国の植民地とならずに自主独立を保てたのは「尊皇」という国家のアイデンティティー(同一性・帰属意識)と正統性があったからで、逆に敗戦によって日本は、「尊皇」とは真逆の考え方(侮皇?)が日本人の意識に植え付けられるような仕組みに変えられてしまいました。
この本によって、少しでも多くの日本人が、自分の国が本当はどのような出自の国なのかを理解し、祖先から受け継いだ国を護って次世代に立派に引き継いでいけるようになることを期待しています。」

「いま30代ですが「この本を小学生のときに読んでいれば良かった!」と悔しい気持ちになるほど、「天皇とは何か、皇位継承とは何か、日本とは何か」について、とてもわかりやすく書かれている。
まんがの相乗効果で、とても簡潔に面白く、短時間でサクッと読めてしまうので、ぜひ、多くの日本人に読んでほしい!」


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