ダイエットで食事量を減らすとどうしても便秘になりがちです。
それはどうしてでしょうか。
野菜を多くするように心がけていても効果がありません。
ダイエット中の便秘は、食事量全体が少なくなることが最も大きな原因です。
おすすめしたいのが、野菜、きのこ、こんにゃく、海藻などの食物繊維たっぷり食材です。
低カロリーで、腸の中で、善玉菌を増やすはたらきもあります。
かぼちゃやれんこんなど一部のものを除くと、ほとんどが、量を気にせず食べられる低カロリー食材です。
毎食、たっぷりの野菜を食べるようにしましょう。
サラダで生野菜を多くすることを心がけている人も多いと思います。
生だけではなく、ゆでたり蒸したり、煮たりと加熱するとたっぷり食べることができます。
玄米などの精白していない穀類や豆、いも類も食物繊維が豊富な食材です。
これらは、低カロリー食品ではないので、適量を毎食食べたいところです。
脂肪を極端に制限するのも便秘の原因のひとつです。
脂肪は便を軟らかくし、滑らかにする作用があります。
ですので、腸内で脂肪酸に変わることで、腸の水分吸収が抑えられ、便秘の可能性も低くなるのです。
脂肪は1gあたりのカロリーが9kcalとたんぱく質や炭水化物(糖質)の4kcalと比べ、倍以上あります。
このことから、とりすぎは禁物なのですが、調理に使う油と調味料(マヨネーズ・ドレッシング)などをあわせて1日に大さじ1杯分の油は必要です。
油を選ぶのには質も大切となります。
植物性の油や背の青い魚に含まれる必須脂肪酸は私たちのからだでは作り出せない物質です。
ダイエット中の食事にも上手にとりいれるようにしましょう。
あわせて水分摂取もしっかりと取るようにします。
脂質と水分が適度にミックスされている牛乳はおすすめです。