およそ90%近くの世帯が加入している生命保険。
死亡や高度障害への備えとして、多くの方が「保険は欠かせないもの」と考えているようです。
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保険の見直しが必要なときも…
「どんな保険でも加入さえしていれば安心」というものではありません。
保険商品によって保障内容に違いがあるのです。
これは当然のことですね。
また、主契約と特約の組み合わせによっては、ある部分の保障が重複していたりすることもあります。反対にほとんどカバーされていない部分が残されていたりする可能性もああるのです。
死亡保険を見直す必要性
「いま加入している死亡保険に特に不満はない。それでも見直しをしたほうがいいのだろうか?」
多くの人が考えるのはこの一点だと想います。
もちろん保険を見直す・見直さないは本人の判断ですから、誰かがが強要するようなことはありません。
しかし、以下の理由から、「死亡保険を見直ししてみたらどうだろう…」と考えてもいいでしょう。
不満を感じてからでは手遅れ
死亡保険は、加入者の死亡や高度障害時に保険金が支払われる保険です。
その時が来てから「思っていた保障内容と違った」と不満を感じたのでは手遅れとなってしまいます。
もちろん
- 「保険料が高すぎる」
- 「保険料に対して貯蓄部分が小さい(満期金や解約返戻金のある死亡保険の場合)」
ということもあるでしょう。
日頃から感じられる不満もあると想います。
約款を詳細に検討してみなくては
- 「自分には不要な部分への備えが大きい(保険料のムダ)」
- 「主契約と特約とに重複がある(過剰な備え)」
といったミスマッチは発見できないのです。
こうしたミスマッチを洗い出すためにも、「特に保険料に不満はないから」といった理由だけで死亡保険の見直しをせずに放置しておくことは避けたほうが賢明です。
保険商品は日々変化する
たとえば、最近はタバコを吸わない人が増えてきています。
下図は厚生労働省の「平成29年 国民健康・栄養調査結果の概要(一部は平成26年版)」から抽出したものです。
上図は喫煙率の年次推移を、下図は「喫煙者のうち禁煙したいと思っている人」の割合の年次推移を示したものです。
調査結果を見ると、この期間において喫煙者は男女とも徐々に減少していると言えます。
喫煙習慣はがんや生活習慣病との関連が指摘されています。
喫煙者の死亡リスクは非喫煙者より高いと考えられることから、最近は死亡保険の加入時に非喫煙者の保険料が優遇される「非喫煙優良体型」の保険商品が増えてきているのです。
喫煙習慣のない人であれば、非喫煙優良体型の死亡保険に転換することで、保険料の節約につながるかもしれません。