きっと誰かに教えたくなる 蚊学入門 一盛和世(著、編集) 緑書房 (2021/6/30) 1,980円

研究者、防虫用品メーカー、公衆衛生の専門家らによる初めての蚊の入門書!

身近な存在でありながらよく知られていない、蚊の世界。

蚊から派生する多面的な世界を“蚊学”として捉え、蚊の生物学、蚊と人間が歩んできた感染症対策の歴史、蚊が運ぶ感染症、さらに飼育方法までわかりやすく解説。

人間社会で悪役になりがちな存在ではあるものの、実は不思議で面白い“蚊学”の世界をのぞいてみよう!

【本書のポイント】
・研究者、防虫用品メーカー、公衆衛生の専門家ら総勢26名による執筆。
・蚊の生物学、蚊と人間が歩んできた感染症対策の歴史、蚊が運ぶ感染症などをわかりやすく解説。
・捕まえ方、飼育方法、解剖の仕方など、蚊と触れ合う方法も紹介。
・「蚊も甘いものは別腹!?」、「蚊は右利きが多い!?」、「飲酒後は刺されやすい!?」など、蚊に関連した面白雑学が満載。
・付録では「蚊でアート!」として、蚊にまつわる折り紙、書、歌、オブジェなどの作品を紹介。

「江戸時代も、日本人が蚊に悩まされていたことが、数枚の浮世絵で、よく理解できました。」

「身体の部位で1番刺されやすいのは、足首より下の足なんだそうです。理由は、足のニオイに蚊が誘引されるため。ちょっと笑ってしまいました。蚊にとってあの刺激臭は食欲(?)をそそられるものなのかと思って。
他のくだりはバッキバキの理系すぎて、文系の自分にはちょっと面白がれませんでした。表紙の雰囲気からユルい感じを期待したんですが、、、。
最後に、ちょっとひっかかったことを。蚊が運ぶ感染症、たとえばデング熱やマラリアなどの話の後に「あなたも蚊を飼ってみませんか?」ときます。飼うわけないじゃないですか。正気かと(苦笑)。飼う気(仮にあったとして)をへし折っといて。理系の人たちの常軌を逸した思考の流れを知るには良い本かもしれません。」


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