母さん、ごめん。 松浦晋也(著) 集英社 (2022/1/20) 682円

母が認知症を発症。母と息子の生活は一変し……。

独身者の介護体験を赤裸々に綴り反響を呼んだノンフィクションがついに文庫化!

「現在、認知症要介護3の実母を自宅で介護中です。
綺麗ごとばかりの介護話ばかり見聞きし、「こんな状態で優しく笑って受け止められてる人なんているっ?」とうんざりしてました。でもこの本は違います。私の話かと思うくらい、同じ出来事、同じ思いがたくさん書かれていました。
母に当たらない様に物を投げつけた事は何度もあります。突き飛ばしたい衝動に何度もかられました。何か起きるたびに「死んでほしい」とも思います。このままではお互いに壊れてしまうと考え、施設への入居を決心しました。
介護されている方にはぜひ読んでほしい一冊です。」

「昨年春、85の母は自宅近くのホームに入居しました。それまでに色々あって、私も心身やられました。同じような境遇の方が、この本を読んで、あまりに同じで笑った…という感想を読み、私も読む気になりました。」

「すごく勉強になった。主治医の意見書の書き方によって要介護度が変わることがあるというのは驚いた。小規模多機能型居宅介護を利用する場合、ケアマネージャを変更する必要があるというのは知らなかった。介護施設の入居は、申し込み順ではなく入居希望者の中で一番困っている人から入居できるというのも知らなかった。
それにしても、母の頬を平手打ちしてしまうぐらいの介護ストレスになってしまうのは読んでいて辛かった。
著者は53歳で介護の矢面に立ったが、自分もほぼ同年齢なので、自分の母親、義母が介護認定されないことを願う。」


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