ニュージーランドの大らかで自然に寄りそう暮らし365日 草野亜希子 (著) 自由国民社 (2022/9/27) 1,870円

美しく雄大な大自然、息を呑むような絶景など、ピュアでナチュラルなイメージのニュージーランド。

しかし最大都市オークランドは「観光で訪れたい都市No.1」そして「世界で暮らしやすい都市No.1」の二冠を達成した、都会的で最先端なモダンシティ。

イメージとの違いから、驚く旅行者も多いようです。と言いつつ都心から車で30分離れると羊や牛が放牧されているのどかな風景が広がり、そのバランスが絶妙。

個人的には「田舎暮らしに憧れるけれど都会の生活から離れられない」そんな人にぴったりな街だと日々感じています。

本書は、そんな人と自然との距離感が丁度よく、エコ・エシカル・オーガニック先進国であるニュージーランドで暮らす筆者の目線で、キウイ(ニュージーランド人)流暮らしのヒントを記した歳時記です。

また、私のごく個人的な海外暮らしのあれこれを綴ったエッセイでもあり、全土で撮影した飾らない日常の風景を楽しむ写真集でもあります。

「ミニマリスト」や「サスティナブル」という言葉も、キウイにとっては流行ではなく、ごく自然に根付いてきた文化。本書を読めばその理由がわかり、きっとあなたも日々の生活に取り入れたくなるでしょう。

(著者「はじめに」より抜粋)

「暮らしの風景から観光スポット、NZが抱えている問題、日本人として海外に住むことで感じることなど、まさに求めていた情報がギュッと詰まった、素晴らしい本でした。
ガイドブックなどではあまり語られない先住民マオリ族の文化に対して掘り下げているのも良かった。
文章の内容に沿った写真が全ページに添えられているのも、わかりやすくて良い。というか写真が本当に美しくて、ますますこの国に住みたくなった。」

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