東京のアパレルで働く30歳の中村みどりは、両親の離婚以来、27年間離れていた父が突然死した知らせを受け取る。
母も亡き今、遺品整理をするのは一人娘の自分しかおらず、父が暮らしていた佐賀県唐津市へ向かう。
テーラーを営む父はどうやら最近、故人の愛用品を小物にリメイクする仕事をしていたようだ。
残った注文があり、仕方なく引き継いでいると――信じられないことにミシンの中から遺品の主が語りかけてきた!
ある父親が結婚する娘に明かしそびれたこと、野球部の優秀キャプテンの意外な思いなどなど、亡くなった本人の口からは予想を超えてくる真実の数々が。
2021年放送のNHKの感動ラジオドラマを脚本家自らが小説に!
今朝新聞広告で発見(^^)まぁ様こと朝夏まなとさん主演の NHKラジオドラマ、「奇跡のミシン」書籍化されたんですね♪ pic.twitter.com/Zss3AZKZdv
— なりたてファン (@utauegao) May 21, 2022
著者について
1954年東京都生まれ。
1974年に板橋区役所に入り、福祉事務所でケースワーカーとして10年間勤務した後、1984年に退職。
1987年に「正しい御家族」が「第1回TBS新鋭シナリオ賞」を受賞したことをきっかけに脚本家デビュー。
以降、TBS『家裁の人』やNHK朝の連続テレビ小説『あぐり』、『すずらん』ほか多くの脚本を手がける。
1998年、「第6回橋田賞」を受賞。
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